団地に住む小学3年と4年の男児は、

「友達の弟が、ニュースを知ってから家に閉じこもっちゃった。学校の先生は“鳥だけじゃなくて子どもも殺しちゃう悪い人がいるかもしれないから気をつけて”って」

 折しも、神戸連続児童殺傷事件を起こした元少年Aが手記出版やホームページ開設で波紋を広げている。犯人は何らかの影響を受けているのだろうか。

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10月1日、両脚ぐるぐる巻きの猫がいた豊島区の公園には『動物を傷つけること、捨てることは犯罪です』と書いた警告が

「元少年Aは徹底的にマークされているはずなので簡単に犯行に及ぶ状況にない。犯行手口が似た事案は同一犯による可能性があります。自分以外の犯行事案の報道を目にして、何人かが競うかのように次の犯行に及んでいることも考えられますね」(小川氏)

 他の事案を追ってみると、確かに似た手口の事案がある。鳥の死骸は千葉県市川市、東京・中野区、足立区でも発見されており、いずれも頭部がなかった。東京・江戸川区でも首のない猫の死骸が見つかっており、どの事案も人通りの多い道路などに置かれ、住民や通行人が通報している。

 東京都中野区と同板橋区のアパートでも、それぞれ首の上に傷のある猫の死骸が発見されている(右下表参照)。

 前出の小川氏によると、元少年Aに感化されたかどうかは別として犯人は虫から弱い小動物、強い小動物へと対象と痛めつけ方をエスカレートさせていくことがあるという。

「動物では満足できず、子どもにまで危害を加えることがあるかもしれません。だから警察は初動段階から大がかりな捜査を始めているのです。子どもが死骸を発見している時点でもう被害が出ている。残虐な死骸を見た心の傷は一生残る場合もあります。少なくとも残虐な死骸を子どもに見せて快楽を感じている危険なヤツがいることは確か。不審者についていかない、暗がりや人のいない道を1人で歩かないなど要注意です」

 悪魔はすぐ近くまで忍び寄ってきているかもしれない。改めて警戒意識を。