しかし、過去に1度だけ、同じクールに出演していたときがあった。

「'12年1月から放送された『ラッキーセブン』(フジテレビ系)に松嶋さん、同じ期間に『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』(TBS系)に反町さんが出演していました。しかし主演ではなかったので、お互いに出番が少なく、家庭にこれといった影響はなかったようです」(芸能プロ関係者)

 そもそも、なぜそうしてきたかといえば、松嶋が見せる“教育ママ”の一面が大きかったから。

「超名門お受験塾に長女を通わせていたことも過去にありました。同塾は年間300万円ともいわれる授業料ですからね。その力の入れようがわかります。あと、松嶋家は琵琶湖の近くに別荘があるのですが、その理由も“子どもたちに、都会暮らしでは味わえない自然を味わってもらいたい”という考えからだとか」(芸能レポーター)

 塾や学校での純粋な勉学に加え、緑や水に囲まれた環境での情操教育まで。そうなると当然ながら、国際感覚だって身につけたい。

「自宅から少し遠い場所にあるのですが、お子さんを英語塾『A』に通わせています。英検などの資格から留学準備まで、幅広いケアに定評がある学校なのですが、月謝が約2万~4万円ほどと、一般的な英会話教室よりも少し値が張る印象。しかも毎回、送迎は夫婦が車でやっているようで」(教育情報誌編集者)

 そんな娘たちの子育て最優先という“鉄の掟”が、ここにきて初めて破られるのだ。この大きな決断に至る理由に、複数のことが重なっていたようだ。

「彼女が所属する事務所は、先日お亡くなりになられた女優の白川由美さんや一部メディアで独立騒動が報じられた井上真央さんらも所属するプロダクション。白川さんの死、そして井上さんが秋ごろに本当に退社となると、女優5人と少数精鋭でやってきた事務所にとっては、売り上げへのダメージは甚大です」(芸能プロ関係者)

 そんな最中にあって、大きな節目も迎えている。

「今年で芸能デビュー25周年の松嶋さんを盛り上げていいムードにしようと、事務所スタッフらは意気込んでいるようですね。

 もとをたどれば同プロダクションは松嶋さんのために作られたとも言われています。“看板女優として、これからは自分が事務所を支えていくんだ”という強い気持ちが、彼女を異例の“2クール連続出演”へと駆りたてたのかもしれません」(芸能プロ関係者)

 子どもたちの成長も、松嶋の心意気を後押ししてくれた。

「8歳と12歳の娘さんですから、あまり手がかからなくなってきたのでしょう。彼女にとって仕事に力を注げるような環境になってきたのもあると思いますよ」(芸能プロ関係者)