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 母親たちに衝撃を与えた北関東の連続母親自殺事件は、4月で発生から1年。ママ友が“ブラックママ友”へと変貌し、LINEなどによるいじめから2人が命を絶つという痛ましい結末に。

 そこで、明日はわが身に降りかかるかもしれない、本当にあった「ブラックママ友」地獄エピソードを紹介。

■塾に通わせ始めたらママ友関係に亀裂が

(Kさん39歳・東京都・主婦)

「幼稚園時代から仲のいいママ友が4人います。ところが、あるきっかけから雰囲気が一変してしまったのです。それまでは、お稽古事もみんな一緒だったのですが、小学生になり、わが家は中学受験を意識して塾へ行かせるようになりました(※)。

 ほかの子たちはスイミングやサッカーなどの運動系。月1ペースでランチなどするのですが、話題はウチの子が行っていない習い事の話や、そこで起きたことばかり。明らかにわざとなのです。

 子ども同士は仲がいいので、この先どうしたらいいのか……。私からしたら彼女たちのほうがひどいと思うのですが、まるで、私が裏切り者のような扱いです」

※トラブルのポイントをCHECK

 受験を「エリート志向」と色眼鏡で見るのは、学力と経済力への嫉妬から。嘘でも「姑がお受験しろってうるさくて」などと「やむをえない理由でお受験する」フリをし、実は自分も足並みをそろえたいと思っているという姿をアピールしてみて。

■LINEのグループでなぜか私だけのけ者に

(Mさん32歳・三重県・パート)

「仲よしママ友5人のグループLINEで、私の発言だけ既読スルー状態が数か月続いているんです。思い当たることは何もないけれど(※)、どうアクションをとっていいのか……。

 グループを抜けるべきなのか悩んでいます。あんなに仲がよかったのに、こんな方法で仲間はずれにするなんて、大人のすることでしょうか?」

※トラブルのポイントをCHECK

 無意識にママ友の気分を害している可能性が。その中でいちばん信頼のおける人にこっそり話を聞くと「ここだけの話だけど……」と理由を教えてくれるかも。「私、何かした?」と率直に聞くのもありですが、それで改善しなければ、所詮その程度の仲だったと見切りをつけて。

<お話しを伺った人>

清水芽々さん:フリーライター。女性問題・家族問題を中心に執筆活動を続け、そこから得た濃密な情報をもとに発信する原稿はわかりやすいと定評がある。

清水芽々さん:フリーライター。女性問題・家族問題を中心に執筆活動を続け、そこから得た濃密な情報をもとに発信する原稿はわかりやすいと定評がある。