草食男子は糖尿病リスク大?

 男性ホルモンの『テストステロン』が少ないと、2型糖尿病になりやすいという報告が。オスの匂いがしない草食男子は、いかにもヤバそうだけど?

「テストステロンが少ないことが草食男子かどうかは別として、テストステロンが少ないマウスに脂質や糖質の多い食事を与えると、インスリンの分泌量が少なくなり、糖尿病につながることが米大学の研究で明らかになっています」

 筋トレで増えるとも言われるテストステロン。糖尿病予防に、ダンナのマッチョ化計画を進めなきゃ!

寝不足でも寝すぎでも、男性はリスクが高くなる

 寝る子は育つというけれど、寝すぎるダンナは糖尿病になる!?

 オランダ・アムステルダム自由大学医療センターの研究によれば、1日7時間の睡眠を平均として、それから寝不足でも寝すぎでも、男性の糖尿病のリスクを高めるという結果に。

「でも、女性の場合は寝不足や寝すぎでも糖尿病のリスクに特に影響しないようです」

自転車乗りは糖尿病知らず!

 南デンマークの中高年を対象にした研究によると、習慣的なサイクリングは糖尿病を予防するそう。

「毎日の通勤や買い物で自転車に乗る習慣をつければ、手軽に運動効果が得られるのでは?」

◎植田美津恵先生/医学博士。医学ジャーナリスト。首都医校(東京)教授。医学番組の監修、テレビコメンテーター、講演活動をこなす。著書に『忍者ダイエット』(サイドランチ)ほか