娘を結婚させたいなら

娘を結婚へ前向きに進ませる、母親ができるさりげないバックアップとは(写真はイメージです)

 結婚しない30代、40代が増えている。'10年の国勢調査によると、女性の未婚率は30〜34歳で34・5%。'80年には9・1%なので、この30年で約4倍に跳ね上がっている計算だ。しかも、生涯未婚率も年々上昇。'80年には女性4・45%だったものが、'10年には女性10・61%に。

「わが子も一生、おひとり様なのでは?」と気をもむ親も多いのではないだろうか。結局、結婚を決めるのは娘。とはいえ、娘が結婚への不安を払拭し、前向きに進むために、母親ができるさりげないバックアップもあるんです!

■週に1度は娘が“家族の夕食”を用意

 結婚後、まだ女性の家事負担が重い日本。家事が親任せの場合、娘は「仕事のうえに家事までできる?」と不安を覚えてしまう。週に1度、娘に家族の夕食を用意するよう、お願いしてみよう。忙しければ、惣菜を買ってきてもOK。「家族全員の食事を考える」ことが結婚生活の自信へつながる。

■両親はいつまでも元気ではない! ことをアピール

 いつか親はいなくなるとわかってはいても、元気なうちは目をそらしがち。エンディングノートをつける、「最近、お母さんもしんどくて」と家事分担をお願いするなどして、衰えを印象づけて。先送りにしていた将来のことを、真剣に考えるきっかけになるはず。

婚活へ協力的な姿勢をそれとなく見せる

結婚したいなら、お母さん、誰か紹介してもいいよ」など、結婚に協力する気持ちがあることを伝え、「あなたはひとりじゃない」とメッセージを。また、「結婚に失敗しても帰ってくればいい」と、結婚へのハードルを下げるのも◎。娘が疲れていないとき、冗談めかして言うのがポイント。

■お母さんみたいになりたい! と思わせる

結婚したら、自由な時間がなくなる」という考えが、結婚への意欲に歯止めをかけるケースも。母親が生き生きと趣味などに打ち込んでいると、娘は「子育てが一段落したら、あんなふうに輝けるのかな」と自然と思える。また、「あなたが生まれてよかった」など、結婚してよかったことを娘の存在を通してアピールしても。