——少年少女に対するわいせつ事件が話題になっている昨今、そうした重大なことをメディアが黙殺している日本という国は、ある意味異常ですね。

「ええ、その状況は1999年からいまだにまったく改善されていません。欧米では考えられないことですよ」

——いわばタブーとなっている事柄に正面から一人ぶつかっていった中村さん。タブーに触れたことで危険な目に遭遇したこともあったのではないですか?

中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう)◎フリージャナーリスト。1964年生まれ。大学卒業後、会社員を経て、'95年から週刊文春で勤務。政治から芸能まで幅広いニュースを担当し、数々のスクープを飛ばす。現在は月刊文藝春秋などで執筆中。コメンテーターとして情報番組に出演することも多い。
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「ええ、忘れもしません。2010年のクリスマス・イヴの夜のこと。うまい具合にはめられたんです。

 ジャニーズとの折衝をいつもしてもらっていた、とある法律事務所の弁護士さんに言葉巧みに連れて行かれて、ジャニーズの会議室で大勢に囲まれちゃってね。6時間。お茶もでないんですよ(笑い)。

 それに、こっちは弁護士を連れてきていないし、不用意なことを喋ることができない。お互いICレコーダーにとっているのでね。そんな我慢比べのようなこともありました」

——目の敵にされていますね。

「僕は、木村拓哉のSMAPからの独立を報じたこともありましたからね。これも1996年のことです。当時、キムタクはSMAPで図抜けて人気があったから、独立しようとしたんですよね。

 お父さんが川島織物という会社に勤めていたんですけど、キムタクの写真集を川島織物の子会社から出したんですよ。実際にそういう具体的な動きがあったものだから、本当に芯を食ったようなことを書いたんです。

 そしたら記事が出た途端、キムタクがテレビ番組に突然現れ、どこの雑誌かは名指ししないものの、私が書いた記事は間違っているというようなことを長々と説明。そんなこともありました」