目次
Page 1
ー ロバーツ監督の示唆

《大谷翔平が明日夜、サンディエゴ・パドレスとの試合で先発投手として登板する予定だ》

 日本時間6月16日、ドジャースの球団公式Xにて、大谷翔平が同17日のパドレス戦で投手復帰することが発表された。

ロバーツ監督の示唆

大谷からミニカーを贈られたロバーツ監督(球団専属カメラマンのインスタグラム)
大谷からミニカーを贈られたロバーツ監督(球団専属カメラマンのインスタグラム)

「この日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦の後、ロバーツ監督は大谷選手の投手復帰が近いことを示唆し“たぶん最初は1イニングからになるのでは”とコメントしていました。投手としては、1イニングのみの見込みですが、投打同時出場で二刀流での復帰となります。公式戦での登板はエンゼルス時代の2023年8月23日以来、約1年10か月ぶりです」(スポーツ紙記者、以下同)

 2023年9月に2度目の右ひじの手術を受けた大谷。当初は7月16日のオールスターゲーム以降の復帰が見込まれていたが、1か月ほど前倒しとなった。

「ロバーツ監督によると、大谷選手から“身体への負担を考えて実戦で投げたほうがいい”と申告があったようです。ほかの投手とは違い、大谷選手は打者として試合に出場しなければいけません。試合前に実戦形式のライブBPに登板することは試合と同じくらい大変で、それならその力を試合で使ったほうがいいという理由で前倒しになったそう。大谷選手も6月15日に“十分試合で投げるレベルには近づいている”と自信を口にしていました」

 二刀流復活が“電撃発表”されると、チケット価格にも変化が。

「現地時間では、月曜日の夜7時10分開始ですが、大谷選手のドジャース初登板ということもあり、プレミアチケット化しています。通常、50ドル(約7200円)ほどで販売される日もあるのに対して、大谷選手の復帰戦のチケットは、最安でもレフトとライトのポール際の最上階席で119ドル(約1万7200万円)と高額な値段で販売されています」

 日米のファンが楽しみに待っていた瞬間。663日ぶりとなる二刀流復活にネット上では、

《二刀流復活に胸熱!》
《やっぱり投げて打ってこその大谷さんよ》
《明日会社休むしかなくなっちゃった》

 という驚きや喜びの声が上がる一方で、すでに二度、右ひじにメスを入れ、次のけがは投手生命が終わる可能性もあるだけに

《楽しみより心配が勝つ》
《いや流石に早過ぎやろ 故障したらどーすんねん》
《本当にケガだけはしないでほしい》
《オールスター明けかポストシーズン目安って言われてたから早すぎて少し心配》

 と“前倒し復帰”に心配する人も少なくない。

「大谷選手の投手復帰へのプロセスは、フリードマン編成本部長や投手コーチと、右ひじ手術を執刀したエラトロッシュ医師やメディカルスタッフを交えて何度も話し合いを重ねてきました。今回の電撃復帰はそうしたスタッフの後押しもあったようです」

 結果よりもまずは何事もなく復帰登板を終えることを願うばかりだ。