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ー トンデモドラマには放送タイミングも重要?
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ー 視聴者にストレスを与えた? ー 1位は『先生を消す方程式。』

 平成〜令和の“トンデモドラマ”として人気を博していた『奪い愛』シリーズが9月、『奪い愛、真夏』で、その幕を閉じた。

「トンデモドラマと聞くと駄作を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、そうではないんです」と語る、ドラマに詳しいライターの津田春子さんに「がっかりした」トンデモドラマを解説してもらった。

トンデモドラマには放送タイミングも重要?

『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』(公式HPより)
『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』(公式HPより)

「篠田麻里子がただただ気持ち悪かった」(千葉県・40歳)、「狙いすぎで笑えなかった」(大阪府・52歳)

 3位はトンデモドラマの巨匠(?)、鈴木おさむ脚本の『離婚しない男─サレ夫と悪嫁の騙し愛─』がランクイン。妻(篠田麻里子)の不倫を目撃した主人公(伊藤淳史)が、娘の親権を得るために証拠集めをするという離婚ブラックコメディー。

 当時、夫婦ゲンカらしき音声が流出し物議を醸した篠田を、不倫妻にキャスティングするなどのノリが不評だったようで─。

「みそぎをするには早すぎるキャスティングでしたし、エロシーンなども体当たりでこなしていましたがなんだか痛々しくて見ていられない女性が多かったのでは?」(津田さん)

 愛すべき登場人物がいてこその、トンデモドラマなのだろう。続いたのは、

「シリアスなのかトンデモなのかどっちつかず」(山梨県・44歳)、「吸血鬼とか殺人事件とか盛り込んで意味不明」(長野県・39歳)