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ー ヌートバーがドジャースに移籍!?

 2026年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、盛り上がりを見せる野球界。12月19日には、大谷翔平らが所属するロサンゼルス・ドジャースの地元メディア『ドジャース・ネーション』が、X(旧ツイッター)に驚きの内容を投稿した。

ヌートバーがドジャースに移籍!?

 同アカウントが発信したのは、WBC前回大会で日本代表として活躍したラーズ・ヌートバー(カージナルス所属)について。投稿では、《The Dodgers are reportedly interested in trading for Lars Nootbaar, per Ken Rosenthal(ドジャースは、ケン・ローゼンタールによると、ラーズ・ヌートバーをトレードで獲得することに興味があると報じられています)》と、まさかのトレード移籍の可能性が示唆されている。

 さらに、《Nootbaar became good friends with Shohei Ohtani during the 2023 World Baseball Classic(ヌートバーは、2023年のワールド・ベースボール・クラシックで大谷翔平と親しい友人になりました)》として、大谷とヌートバーのツーショット写真もアップ。もし実現すれば、大谷や山本由伸・佐々木朗希に加えてドジャース4人目の侍戦士となる。2023年のWBC以来の“集結”を期待せずにはいられないが、アメリカでの反応は異なるようで……。

ドジャースがラーズ・ヌートバーをトレードで獲得する可能性を示唆した地元メディア『ドジャース・ネーション』(公式Xより)
ドジャースがラーズ・ヌートバーをトレードで獲得する可能性を示唆した地元メディア『ドジャース・ネーション』(公式Xより)

「『ドジャース・ネーション』の投稿のリプライ欄には、現地のファンから“No thanks(いらない)”という声が多数寄せられています。これは何もヌートバー選手が嫌われているというわけではなく、昨今の打撃成績があまり芳しくないことや、10月に両かかとを手術したことによる影響を懸念したものです。来シーズンの開幕戦への出場も危ぶまれている状況で、2026年のWBC出場は絶望的だとされています」(野球専門誌ライター)

 そんなヌートバーにドジャースが関心を寄せているのは、同チームが守備力に優れた外野手を欲しているから。ヌートバーは外野すべてのポジションを守ることができ、ドジャースにとって大きな魅力となっている。

 2023年のWBCでは、日系メジャーリーガーとして初の侍ジャパン入りを果たしたヌートバー。1番・中堅手として全試合に出場し、攻守にわたる活躍で日本代表を世界一に貢献した。そんな“功労者”の行方は、いかに――。