1月27日、JリーグはJ2チーム・ブラウブリッツ秋田の新ホームスタジアム建設問題に関してコメントを発表した。
市長は「常識がなさすぎる」と怒りあらわ
これまでの流れをスポーツ紙記者が説明する。
「秋田では現在、新スタジアム建設が検討されており、秋田市が収容人数を5000人から1万人規模を想定した案を出したところ、Jリーグ側から『志が低い』と指摘されたと報じられました。これに対し、秋田市の沼谷純市長が『常識がなさすぎる』と怒りをあらわに。今回Jリーグ側は、報道で出されているものは協議の一部だとし、『志が低い』という発言は、クラブの将来性をふまえた議論なのかを確認する意味で、基本的に誤解はなく、認識はそろっていると明らかにしました」
これを受けネット上では、《Jリーグ側がどういう認識だろうと「志が低い」は金を出してもらう側に言う台詞ではない》《税リーグと揶揄されてるJリーグ、税金にたかるのはいい加減やめてください》といった厳しい声が聞かれる。
ブラウブリッツ秋田の新ホームスタジアム建設をめぐるいざこさは、Jリーグが抱える問題を浮き彫りにしたと語るのはスポーツジャーナリストだ。
「ネットの指摘にもある通り、Jリーグは“税リーグ”とも一部で呼ばれており、多くのJリーグチームが赤字経営を余儀なくされています。存続のためには地方の自治体頼みな部分が大きいのが実情です。今回の秋田の問題は、本来ならば自治体に資金を出してもらう立場のJリーグが、無理難題を突きつけている構図に見えてしまったため、とりわけ批判を集めてしまったのでしょう」
ブラウブリッツ秋田は1965年創立のTDKサッカー部を前身とし、2010年にクラブチーム化。2014年にJリーグ入りを果たした。J3からスタートし、2021年よりJ2へ昇格している。
「2021年度の成績はJ2の22チーム中13位にとどまりました。最高順位は2024年の20チーム中10位で、25年は14位に落としています。J1昇格を狙う場合は6位以上に入る必要があるため、成績は芳しくありません。仮に大規模なスタジアムを建設したとしても、それを埋める集客ができるかは未知数です。もともと秋田県ではバスケットボールや野球などほかのスポーツもさかんなので、チームが主体となってサッカーを盛り上げる姿勢も求められますね」(前出・スポーツジャーナリスト)
新スタジアムの協議は今後も継続される予定だ。建設問題がどう決着するか、注目が集まっている。
















