8月9日、東京・有楽町の映画館に現れた浴衣姿の侍たち。舞台に張られたポスターを突き破るド派手な登場だ。

「その日は映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の完成披露試写会が行われていて、タイトルにちなんだ演出だったんでしょう。人気コミックの実写映画化で、'17年の邦画実写でナンバーワンを記録した『銀魂』の続編です。主人公の坂田銀時を演じる小栗旬さんのほか、菅田将暉さん、橋本環奈さんら主要キャストが続投しているので、大ヒット間違いなしと期待されています」(映画ライター)

 会場には、小栗の妻・山田優とふたりの子どもの姿も。

「声優として出演した'13年9月公開の映画『キャプテンハーロック』でも、小栗さんはご家族を招待されていました。舞台挨拶があるときは声をかけるようにしているみたいですよ。小栗さんは控室で浴衣姿を子どもたちに見せて“パパ、似合うか?”と顔をほころばせていました。子どもたちとスマホで写真を撮るなど、デレデレでしたね」(芸能プロ関係者)

この日は両親も

17日、丸の内ピカデリーで行われた『銀魂2』の初日舞台挨拶。小栗はパート3への意欲を語った
17日、丸の内ピカデリーで行われた『銀魂2』の初日舞台挨拶。小栗はパート3への意欲を語った

 '14年に第1子、'17年に第2子が誕生し、仕事をこなしながら子育てにも力を尽くすイクメンなのだ。

「この日は彼のご両親も来ていましたよ。共演したムロツヨシさんが挨拶に来て、お得意の“太鼓持ちキャラ”でベッタリ接待していました(笑)」(映画配給会社関係者)

 小栗の父・哲家さんは、ウィーン国立歌劇団やニューヨーク・メトロポリタン歌劇団など世界トップのオペラ劇場で舞台監督を務めたこともある日本を代表する舞台監督。舞台出身のムロにとっては雲の上の存在とも言える。

小栗さんにとっても、父親というより尊敬する大先輩という存在みたいです。昨年12月に行われた『サントリー1万人の第九』というコンサートで初の親子共演を果たしました。父が演出を手がけた舞台に朗読ゲストとして参加したんです。常に背中を追い続けてきた父との仕事とあって、普段以上に気合が入っていました」(前出・芸能プロ関係者)

 小栗が俳優業だけでなく裏方の仕事にも興味を示すのは、いつかは父を超えたいという思いがあるから……。

「小栗さんは'10年に初監督映画『シュアリー・サムデイ』を撮りました。手応えは感じたものの、“まだまだ親父には敵わない”と話していたそうです」(前出・映画ライター)

 尊敬する父に、今の活躍ぶりを見てもらいたいという思いで試写に招待したのだろう。でも、“偉大な父は超えるためにこそある”ってこと!