空気の吸い方から変わった

早霧せいな 撮影/佐藤靖彦

 昨年7月に宝塚を退団して1年がたって、さまざまなことが変化していると言う。

「まず、空気の吸い方から変わったかもしれない

 宝塚時代はずっと研ぎ澄まされていて、常にやるべきことが目の前にあるから、視野も狭くなってそこしか見えていないから、自分の目の前の空気を吸うので精いっぱいでしたけど、辞めてからは遠いところの空気も吸っている感じで、は~って解放感に満ちあふれている。でも、当時は必要なことではあったと思います。

 今は早霧せいなとしての自分しかしょってないですけど、あのときはやっぱり雪組という大きい組の看板であるとか、5組のトップのひとりとして宝塚を背負っているとか。

 あとは組子みんなのこともとても意識していたので、自分の行動や発言のすべてが、みんなを背負ったものになるんだと思うと、こう脇目もふらず一直線に進むしかなかった状況だったなとは思いますね。

 それが、いったんその荷を下ろすというか、次の世代の子に渡したことである意味、楽になった。

 今までは後ろを振り返れば仲間たちがいたけど、今はひとりなんだっていう寂しさはもちろんあるんですけど、なんかちょっと大人になった気分っていうか、もうひとり立ちしていいんだ、違う道をひとりで歩き出していいんだなって、気楽になりました」

 プライベートでの変化は?

「ケガをしたくなくてスポーツとかを控えていたんですけど、キックボクシングをやったりとか。テニスとかスカッシュとかもしたいので、一緒にやってくれるアクティブな仲間を増やしたいですね。あとは、ピアスをあけたのは大きい変化かもしれないです」