マイペースなのが三日月宗近と似てるって言われます。
ゆっくりなペースのマイペース(笑)

 舞台版で長く演じてきた三日月宗近を映画で演じるのは「楽しくもあり難しくもあった」という鈴木さん。三日月宗近の魅力とは?

何か裏がありそうで探ってしまうキャラクターなのかなと。何かあるんじゃないかってすごくロマンを抱かせるところが、僕はとても月に似てるなと思うんですけど。月を見ていてきれいだなって思うけど裏側はどうなっているんだろうとも思う、その興味とまったく一緒だなって。まさに名前どおりだなと

 自身との共通点を聞くとこんな答えが。

「マイペースなのは似てるって、よく言われますね。ゆっくりなペースのマイペースが似てるんじゃないかって(笑)」

 今作にはそんな鈴木さんの人柄をよく知る舞台版キャストが多数出演している。

「撮影現場は居やすかったですよ。初めましてからスタートしなくていい分、やっぱり楽でしたし、すごくありがたかったですね。常に一緒のシーンに出ているわけじゃないですけど、現場に居てくれる日は心強かったです」

 織田信長役の山本耕史さんとは初共演。

信長と三日月が一緒にお城にいるシーンがあって、そこはわりと長回しで撮っているんですけど、何カットかに分けていろんな角度からも撮影していて。そのたびに“このシーンはもうちょっと、ここの距離感とってみようよ”とか話をしたりして。そういう細かい詰めが一番できたのがあのシーンだったのかなと思うので、すごく勉強もさせていただけましたし、なんか楽しかったんですよね。カメラが回っていないときのやりとりも、回っているときの背中越しに感じる空気感も。僕の中では、あそこのシーンが山本さんとのすごくいい思い出です。見どころでいうと、信長と三日月が絡むシーンはもっとたくさんあるんですけどね(笑)」

 うれしそうに語る表情に俳優としての充実が感じられた。