ゆたぼんと両親がそろってテレビに出演したことで、父・幸也さんの過去もネット上で騒がれていました。暴走族から心理カウンセラーに転身したという経歴をお持ちみたいです。

「かつて本を出版されたときのプロフィールには、《恐喝、窃盗、傷害、暴走、喧嘩、シンナー、麻薬、覚せい剤…etc》との記述が……。基本的に悪いことは全部やっていますね。

 さらに、

《中学時代はかなりのやんちゃ坊主。盗んだバイクでグランドを走りまわり、タバコを吸いながら廊下を堂々と歩く》

 ともあります。なんというか、お父さんはこの経歴を黒歴史だと全く思っていないという感じですよね。むしろ誇りに思っているというか……。すごいポジティブな方なのでしょう。ヤンキーは後ろ髪を伸ばす風習がありますし、今も生やす後ろ髪は、その名残なのかもしれません。

 また、この家族をみていると、ビッグダディを思い出します。ちょっと大家族っぽいところもそうですし、一家で沖縄に移住したり、息子が目立ってくるところもそう。ビッグダディ一家も全国のいろいろなところに住んでいましたし、“大家族はさすらいがち”なのかもしれません。

 まだそれぞれのキャラクターが見えてこない部分もありますが、ビッグダディ的な感じでテレビに出るようになったらYouTubeの動画を見る人も増えるのかな、と思いました。しかし、テレビで見た限りだと奥さんもおとなしそうな感じでしたので夫婦喧嘩のシーンは期待できなさそうですが」

──確かに現在ゆたぼんの動画の再生回数も、話題になっていたときと比べるとだいぶ寂しい感じになっていますしね……。

 今年の3月に子どもたちを対象に行われた「将来なりたい職業」アンケート調査によると、小学校高学年男子のあいだではなんと『YouTuber』が1位とのデータがあるそうです。

「この騒動のなか、同じく10歳のYouTuber、『U10(ゆうと)』が、ゆたぼんの言い分に反論している動画をアップしているのを見つけました。

 その子は割と冷静なタイプで『勉強したほうが社会でめっちゃ楽だよ』とまともなコメントをしていました。

 また、“宿題をしていないヤツとは遊びたくない”と友達に言われたというゆたぼんの動画を引用し、『僕もそんなズルい子とは遊びたくない』と返したり、例の“ロボットになりたくない”発言に対しては、ロボットの絵を描いて『ロボットかっこいいよね』と言ったりですとか、返しがウィットに富んでいます」