国連会議をシミュレーションする『模擬国連』の様子。高島さんはこの経験を入学審査でアピールした
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 気になるのは学費。ハーバード大学では、寮費や学費、生活費込みで年間約7万ドルかかる。日本円で約770万円、4年間で約3000万円となる計算だ。

“払える分だけ払ってくださいね”

 しかし、同大学は卒業生の寄付が多く、奨学金などの支援制度が充実している。年間所得が6万5000ドル(日本円で約700万円)以下の場合、寮費や生活費を含め、留学費用が無料に。学生の約20%はこれに該当、約70%が何かしらの奨学金をもらっているという。

「アメリカの奨学金には、能力のある学生に与えられる『メリット型』と、家庭の収入に応じて与えられる『ニード型』があります。ハーバードは完全に後者で、“払える分だけ払ってくださいね”というスタンス。アメリカの大学の奨学金は基本的に返済不要なんです。僕自身、留学費用の多くは、この奨学金でまかなっています」

 学費以外にも、アメリカで学ぶことのよさはある。

「ハーバード生は、大学の授業だけでなく、自ら積極的に学外に行って活動します。アメリカの場合、こういった活動も学業の一環だととらえられていて、研究資金が出たりサマープログラムに参加すると単位が与えられたりするケースも。学びたい欲求をバックアップしてくれる環境は非常に整っていると感じます」

NPO法人留学フェローシップの理事長として、日本の高校生へ海外大学進学情報を伝える活動も

 高島さんは世界の再生可能エネルギーについて学ぶ傍ら、海外進学を目指す高校生を支援するNPO法人『留学フェローシップ』の理事長も務める。全国の教育委員会や高校で進路を考えるセミナーを開催中だ。

 最後に、海外の大学に行くために必要なことを聞いてみた。

「ひと言でいうと自立心、つまり自分の力で歩んでいける力があるということ。あとは、どんなシーンでも自分の意見を持つこと。英語ができないからと尻込みされる人もよくいますが、英語が話せないのは語学力の問題ではなく、意見がないからという場合が多い。話す中身さえあれば語学力はいくらでもカバーできます」