「楽しかった! 相撲は興味深い」

 カリフォルニアから来た3人に話をちょっと聞いてみると、クリスさんのパートナー、ティナさんは日本語が少しできる。

カリフォルニアから来た3人も「相撲、スキデス」「相撲、タノシイ」と笑顔

「相撲はカリフォルニアのテレビでも見られます。相撲、好きです」とニコニコ言う。ティナさんの友人のシボーンさんも「相撲、楽しい」とうれしそうで、クリスさんは「知り合いで相撲をやってる人がいます。カリフォルニアに帰ったら、僕もその相撲クラブに入って本格的にやってみたいです」と野望を語った。

 そして最後は取組。先生を相手に全員が本気でぶつかっていく。また塵を切って、本格的だ。アンケイシュさんのやる気が炸裂(さくれつ)していた。

直にまわしを巻いて気合十分、インドから来たアンケイシュさんの後ろ姿

 すると、みんなの真剣さに先生もヘトヘト、息が上がった!

 こうして2時間近く、けっこうハードな相撲体験が終了。面白かった! 始まる前と終わってから、箒(ほうき)で土俵を掃く体験もさせてもらったが、これもまた難しい。

 普段、なんの気なしに掃いてるように見える呼び出しさんたち、あれ、すごいんだから! とてもじゃないけど、あんなふうにサッサッサときれいになんてできませんっ。相撲とは、あらゆるプロの技術に支えられているのだ! と激しく実感した。

 ちなみにインドの男性おふたりも終わってから、「楽しかった! 相撲は興味深い」と感慨深げ。よかったよかった。

 最後におふざけ~。と、丁髷(ちょんまげ)カツラをかぶり、化粧まわしをつけて土俵上でパチリ。相撲体験、これにて打ち止め〜

著者の和田靜香さん

和田靜香(わだ・しずか)◎音楽/スー女コラムニスト。作詞家の湯川れい子のアシスタントを経てフリーの音楽ライターに。趣味の大相撲観戦やアルバイト迷走人生などに関するエッセイも多い。主な著書に『ワガママな病人vsつかえない医者』(文春文庫)、『おでんの汁にウツを沈めて〜44歳恐る恐るコンビニ店員デビュー』(幻冬舎文庫)、『東京ロック・バー物語』『スー女のみかた』(シンコーミュージック・エンタテインメント)がある。ちなみに四股名は「和田翔龍(わだしょうりゅう)」。尊敬する“相撲の親方”である、元関脇・若翔洋さんから一文字もらった。

カシューナッツ(左)、藤原大輔(右)

ゆんぼだんぷ◎松竹芸能所属のお笑い芸人 カシューナッツ(1986年生まれ、岡山県出身、O型)と藤原大輔(1984年生まれ、兵庫県出身、A型)。2008年にコンビ結成。体重130キロと120キロのふたりが繰り広げる、身体を使ったパフォーマンスが人気で、日本のみならず世界でも活躍中。カシューナッツは相撲経験もあり、角界からスカウトを受けたほどの実力者。