九州、沖縄

福岡

 ラーメンでも水炊きでもなく、福岡は焼き鳥県だった! 10万人あたりの焼き鳥店軒数は日本一、鳥料理の歴史も長い。しかしいちばん人気の串は「豚バラ」なのだ。

佐賀

 学校の施設以外の土俵・相撲場の数が10万人あたりが全国一。佐賀では昔から相撲が盛んで、子どもの相撲クラブや相撲サークルも多い。力士を多く輩出している。

長崎

 定期代を含む世帯あたりのバス代1位。全国平均5752円に対し、長崎は1万6152円と、ほぼ3倍。鉄道網が発達していないため、日常の足になっている。

熊本

 ソープランドの10万人あたりの店舗数は沖縄(4・87軒)、福岡(3・66軒)を大きく超え5・45軒。青森・山形・群馬・長野・京都・富山・奈良・長崎にはない。

大分

 再生可能エネルギー自給率1位。全国平均は3・6%だが、大分は23・4%と圧倒的。自給率の70%以上を占め、温泉を沸かす豊富な地下熱が利用されている。

宮崎

 人口あたりのパチンコ台数が日本一! パチンコ店の数は鹿児島が1位なので、大型店舗が多いと思われる。ちなみに、ラブホテルの軒数も1位である。

鹿児島

 焼酎天国・鹿児島は世帯あたりの焼酎消費量が全国一。そのためか、日本酒とウイスキーの消費量は最下位だ。黒じょかでダレヤメ(晩酌)をするのが、薩摩隼人のお約束♪

沖縄

 デキ婚率、日本女性の国際結婚率、1000人あたりの婚姻率、夫婦100組あたりの離婚率がナンバーワン。そして100人あたりの子どもの数も最多。

(※)この特集の消費量、店舗数、金額などは原則として人口(世帯)比です。


《PROFILE》
久保哲朗さん ●統計ジャーナリスト。佐賀県出身。人口あたり統計で比較する都道府県ランキングサイトの草分け的存在。著書に『47都道府県の偏差値 』(小学館)など

矢野新一さん ●(株)ナンバーワン戦略研究所所長。神奈川県出身。マーケティング販売戦略指導者。“県民性博士”として著書多数。県民性スマホアプリの解説も担う

データの出典/『統計から読み解く47都道府県ランキング』(日東書院)、ウェブサイト『都道府県別統計とランキングで見る県民性』https://todo-ran.com/ 、総務省統計局ホームページ『なるほど統計学園』https://www.stat.go.jp/naruhodo/ 、『社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング』