「朝いちタンパク質」をとる

 肝臓をはじめとする内臓機能を高め、基礎代謝を上げるには「毎食、タンパク質をとること」が大事タンパク質をとらずに食事制限をしてしまうと美しさも失い健康を害することにもなりかねない

 「私が最初にダイエットに失敗したのも、1日のタンパク質量が不足していたから」(豊田先生)

 今回、目指している、「食べて健康的にやせる身体づくり」は、健康体であることが絶対条件。健康体でなければ、食べてやせる、合理的な身体づくりは達成できない

 タンパク質摂取の1日分の目安は、最低でも60g。1日3回の食事なら1食に20g、これだけはとるのがルール。特に朝、タンパク質をとることがポイントになる。

 朝いちタンパク質の働きと効果を上げてみよう。

(1)肝臓をはじめとする内臓機能を高める

(2)食べてもエネルギーとして消費されやすい

(3)肥満ホルモンを抑えてくれる

(4)食欲抑制ホルモンの働きがよくなる

「だけど、朝は忙しいし、朝いちから高タンパクの食事なんて作っていられませんよね。そこで私がおすすめしたいのが、プロテインを朝ごはんとしてコップ1杯飲むこと。これで1食に必要な20gをとることができます」(豊田先生)

 豊田先生は言います。

とっちゃダメと自分を追い込むのではなく、必要な分はしっかりとるように、意識を変えてほしいのです

 肝臓の機能を整え高めて、基礎代謝を上げ、やせるためには、タンパク質をとらなければならないことが、わかっただろうか。

 朝いちタンパク質をとるには、プロテインが簡単だけれど、卵も活用してみよう。卵1個に含まれるタンパク質量は約6・2g

 目標の20gには届かないが、完全栄養食品と呼ばれているだけあって、ビタミンCを除くほぼ全部の栄養素、8種類の必須アミノ酸を含んでいる。フライパンを使う卵料理は面倒だけど、ゆで卵なら、誰でも簡単に作れる

ゆで卵に加えて、牛乳や豆乳をコップ1杯飲めば、タンパク質は13g近くとれます

 そして、TKGもおすすめ。

 TKGとは日本人の国民食ともいえる、『卵かけごはん』のこと。何だかちょっとおしゃれな感じもしますよね。

「私の朝食は週の半分くらいは、プロテインジュースとビタミンB群やビフィズス菌などのサプリ、そして食物繊維をとるために粉寒天を溶かしたコーヒー(次のページで紹介)などですが、それ以外の日は納豆入りのTKGを食べています。

 簡単に言えば納豆の入った卵かけごはん(笑)