デビューステージに大絶叫

 いよいよドーム内に足を踏み入れると、最上階までびっしり超満員。客層は10代半ばから20歳前後の若い女性が圧倒的だが、上の世代や男性ファンもちらほら。番組を通じて幅広い層の人気を得ていることを実感する。

 夜8時、照明が消えると同時に、「X」をモチーフにした巨大な花道がライトアップされ、『Stand Up』『MOVE』のオープニングナンバーで華やかに。この日の公演は、トークコーナーを交えつつ、デビューミニアルバムの楽曲パフォーマンスを中心に展開され、あらゆる角度からX1の魅力を見せる構成に。

『Like always』『Pretty Girl』では、ショートパンツやセーラー服姿でわちゃわちゃとキュートな姿を見せたかと思えば、シルキーな衣装に身を包んだ『U GOT IT』『少年美』では、セクシーでカリスマあふれるパフォーマンスを展開。また、真心を込めたという癒し系のバラード曲『I'm here for you』では、感性豊かな歌声をドームに響かせ、ファンと心を通わせた。デビューステージとは思えぬ堂々たるパフォーマンスに、ファンの悲鳴が止まない。

 公演のハイライトとなったのは、アルバムタイトル曲の『FLASH』。「11人の魅力が集まり、弾ける様子を振り付けに取れ入れた」(キム・ヨハン)という激しいダンスナンバーで、次々と変化する華やかなフォーメーションも大きな見どころ。

「Fly High(高く飛べ)」というサビのフレーズは、まさにいま、歌謡界に大きく羽ばたこうとするX1の姿と重なり胸アツ! 難易度の高いパフォーマンスにもかかわらず完璧な舞台を披露し(それも1か月ちょっとの準備期間で!)、選ばれし11人であることを実感した。

日本でも早くもデビューに期待の声

 公演ラストに『PRODUCE X 101』のテーマ曲『X1-MA(ジマ)』を笑顔いっぱいに披露した11人。これで終わりかと思いきや、サプライズ企画でファンが『Dream For You』を大合唱すると、11人が感動の表情を浮かべながら再登場。幸せムードに包まれながら、2時間半にわたるデビュー公演が終了した。

 実はデビュー前、成功は難しいという声も少なくなかったX1。というのも『PRODUCE 101』シリーズに、得票数の操作疑惑が持ち上がり、警察が捜査に着手。その騒動の最中、デビューを迎えることになったのだが、フタを開けてみればデビュー公演は超満員。

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 またデビューミニアルバムは発売1週間で約52万枚を売り上げ、新人グループとしては史上初のハーフミリオンセラーを達成。'19年に発売されたアルバムのうち、売り上げ枚数はBTSに次ぐ2位をマークするなど、社会現象的な人気を巻き起こしている。

 その人気は日本へも早くも飛び火し、各地のCDショップでデビューミニアルバムの品切れが続出しているほか、9月16日に札幌、同月22、23日に東京で行われる初来日イベントのチケットも即、完売。水面下ではレコード会社各社がX1の争奪戦を繰り広げているという噂もあり、今後、日本でもX1の“飛躍”が見られることを期待したい。