そんな娘たちを気遣って、通わせる学校にインターナショナルスクールを選んだりもしたが、芸能マスコミは常に彼女たちをマークして、世間の注目がなくなることはなかった。

 だが、同じ木村の子どもであってもそれぞれ個性は異なる。現在のKoki,をみるに、華やかな世界で脚光を浴びることになんの抵抗もないどころか、むしろそういった光り輝く世界を求めているのが見て取れる。一方の長女はというと、

以前、週刊誌にも報じられたことがありましたが、芸能界には全く興味がなく、表舞台に出ていくことがもともと好きではないようです。音楽以外にもゲーム好きな一面もある大人しい子。当時から“キムタクの娘”扱いをされることを非常に嫌がり、音楽のためにフランス留学し、日本を出たいと言っている時期もあったそうです」(芸能プロ関係者)

 現在は都内の私立高校へ通っているという。ただそこは演奏家を目指すエリートたちが多数在籍する学校。きっと彼女もさらに上を目指し、音大へ進むだろう。その実力からすれば志望する学校へ行けると聞くが、問題はそこから先だ。

 実力ある演奏家が国内のコンクールを総なめしたら、腕試しも兼ね、次は世界に目を向けるのは当然の成り行き。彼女も世界に挑戦するのだろう。

 そこでまた凄まじい成績を残したりすれば、木村の娘でなかったとしても国内だけでなく世界の音楽業界から脚光を浴びるのは必至。しかし、厄介なことに“木村拓哉の娘”であれば芸能マスコミからも大きく取り上げられることになってしまうのだ──。

 芸能界一の夫婦だからこそ、脈々と報じられ続けてきた歴史がある。当時の加熱ぶりの名残りが今回の報道にも繋がっているのかもしれない。

 それはすでに木村家が“物語化”していることの証明でもある。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌などで取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。