『十二単』をお召しに

「政府の委員会が儀式の細目を決定しましたが、当日の両陛下は午前5時には起床、午後11時ごろまで分刻みのスケジュールが組まれています

 10月22日の午前中、雅子さまは『十二単』をお召しになりながら、髪は伝統的な“おすべらかし”で『賢所大前の儀』と『皇霊殿神殿に奉告の儀』に臨まれます。

「即位礼」当日の儀式でも『十二単』をお召しになる('19年5月8日・『期日奉告の儀』)
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 午後には再び、十二単に着替えられて宮殿・松の間で行われる『即位礼正殿の儀』を、その後は皇居から赤坂御所までの祝賀パレード、夜には皇族方や海外の要人なども多数出席する『饗宴の儀』に参加されます」(宮内庁関係者)

 休憩時間もほとんどない“過密スケジュール”なのだが、その中で最も重要な儀式といえるのが『即位礼正殿の儀』だという

「『即位礼正殿の儀』は、天皇陛下が“高御座”に、皇后さまが“御帳台”にのぼられます。これは、天皇の即位を国内外に宣言するもので、テレビで生中継が行われるほど注目度の高い儀式であり、雅子さまにも必ず出席していただきたい儀式なのです」(皇室ジャーナリスト)

 重要行事が詰め込まれている1日なので、雅子さまのご体調への影響に少し不安が残るが、今回の即位礼は平成時と比べて“変更点”がいくつか存在する。

徹底された周囲のサポート

「平成の『即位礼正殿の儀』では、美智子さまは宮殿の中庭にいる参列者の前を通られていましたが、今回は側扉から松の間に入られることになりました。参列者は設置されたモニターで、儀式の様子を見守ることになります。 

『祝賀御列の儀』でもオープンカーが使われる予定('93年6月・祝賀パレード)

 一見、『適応障害』でいらっしゃる雅子さまの負担を軽減するための施策だと思えますが、これはあくまで昭和以前に京都御所で採用されていた“伝統的な経路”なんです

 平成の際は、準備期間が短かったこともあり、例外的なルートになったそうですが、今回は事前に儀式の日程も決まり、準備期間に余裕があったので、以前のルートを踏襲することになったのです」(前出・皇室担当記者)

 国内外の要人などが約400人も出席する『饗宴の儀』の内容も、前回と異なる。

「平成時には、4日間連続で昼夜合わせて計7回も催されましたが、今回は10月22日、25日、29日、31日と日にちを空けながら開かれます。

 招待人数も前回から約800人減った2600人で、着席形式と立食形式を2回ずつ行うことになり、両陛下の負担が軽減されました

 さらに、10月22日の1週間前ごろから、皇室の方々も参加される即位礼のリハーサルが計3回行われるなど、入念に準備されています」(前出・宮内庁関係者)

 即位礼のために、周囲のサポートも徹底される中、美智子さまも“特別なお心遣い”を見せられていた─