Iさんに興味のない“ゲーマー”たち

 その日、千葉・幕張メッセで開催されたのは、ゲームイベント『ガンホーフェスティバル2019』。嵐がCMを務めるゲームアプリ『パズル&ドラゴンズ』の大会が行われていたスペシャルステージになんと二宮がサプライズ登場。パズドラ愛を語ったうえで、超絶プレイまで披露したのだという。

 以下に、当日の熱狂ぶりについてのツイートを抜粋したいと思う。

《二宮先生、慢心せずにツクヨミで確実に10コンボ決めに行く姿勢がマジリスペクトって感じだった》

《二宮くんゼラキティガチパだしパズル上手いし見事に無効貫通も決めてて、うんなんかめっちゃ良かった(語彙力》

 まるでなんのことだかわからない。

 とりあえずゲーマーとして知られる二宮が、その実力を崇められているということだけはわかる。これまでも自身のラジオ番組でたびたび『パズドラ』について語り、ファンを置き去りにしてきたことはあった。

『ガンホーフェスティバル』で、二宮が使ったガチパ。どのようにして『無効貫通』をきめたのだろうか……。(ツイッターより)
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 しかし、今回特筆すべきはこのイベントについて大手メディアがその様子を全く報じることなかったのに加え、嵐ファンが押し寄せる混乱をさけてか、事前告知は一切なかったという点。

 つまり、当日の様子を知るのは日本一のアイドルグループ・嵐とほぼ無縁の“ガチゲーマー”たちだけだったのだ。

 単に二宮が《見事に無効貫通を決めた》ことを報じる意義がなかっただけなのかもしれないが、そこに純然として立ちのぼってくるのは、“アイドルではなくゲーマーとして活動する”二宮和也の姿である。しかも、現場を大いに沸かせることに成功したわけだ。

 '20年になればコンサートやツアーもなくなるなか、SNSを解禁で高まってきているのは《二宮はYouTuberとしてゲーム実況者になるのでは?》(しらべぇ)という説。活動休止を待たずしての結婚発表は、“女性ファンに人気を依存する”アイドル以外の活路を見出したからなのかもしれない。

 いくら嵐ファンに叩かれようが『美人な奥さんのいるゲーマー』としての彼を受け入れてくれる場所が、そこにはある。

〈皿乃まる美・コラムニスト〉