“キラキラ”は努力で作られる

『あんステ』の中ではいちばん王道なユニット、Trickstarの魅力とは?

「いちばんの魅力は楽しんでいるってことですかね。ダンスの振り付けもちょっとかわいくてオーソドックスなパフォーマンスなので、とにかく僕らが楽しんでお客様を引っ張るっていうことをすごく大事にしています。

 4人がダンス中に頻繁に目を合わせたりハイタッチしたりしているので、そういうところでも、このユニットは本当に仲がいいんだなって感じてもらえると思います」

 小澤さん、氷鷹北斗(ひだかほくと)役の山本一慶(いっけい)さん、遊木真(ゆうきまこと)役の松村泰一郎(たいいちろう)さん、衣更真緒(いさらまお)役の谷水力(たにみずりき)さん。2016年の初演から、Trickstarのメンバーを演じるキャスト4人は、何でも言い合える関係。

「年上のまっつー(松村)や一慶くんがボケたらツッコむし、年下のリッキー(谷水)も含めてほとんどタメ口で話してますし。ダンスの苦手なまっつーのために、みんなで自主練をしたり、この4人は本当に仲がいいですね。4人でまた舞台に立てるのはすごくうれしいことです」

 アイドルを演じるにあたり、アイドルグループで活動していた経験がある小澤さんだからこそわかる、キラキラ感をキープする難しさを明かしてくれた。

自分が光り輝かないといけないときは、もう100%わがままにパフォーマンスします。キラキラ感って、いわゆる花を開く瞬間なんですけど、その花ってほんの少しのことですぐしぼんでしまうんですよ。

 振り付けを完璧にしないと絶対にキラキラなんてできないし、花は相当な努力の先にある。特に僕はメンタルが弱いから、本番期間中だけはずっと褒めてもらいたい(笑)。プライベートでもへこまないように気をつけて、今回の舞台でも最高な満開の花を咲かせたいなと思っています」