“週末のイオン”が嫌いな理由

しげる「えっ。内緒で行動起こしたの!!(笑)、まあ、でもそんな経緯があり、今は戸籍もカラダも女性になれたんだね! ほら、テレビに出始める前からずっと“好きな人の専業主婦やりたいの!”と言っていたの、覚えてる?」

沙奈「覚えてる(笑)。今は長く付き合ってる彼がいるんだけど、仕事以外はほとんど主婦業みたいな感じです。今は逆に現状の仕事量プラス週に一回仕事できるかなぐらいの感じです

しげる「願っていた夢が叶ったんだね!」

沙奈「もうすぐ(彼と)4年目なんですけど、結婚するのと変わらないんです。事実婚みたいな感じで。でも完全に仕事辞めたら家にずっと入れないと思って。性格的に一緒にいたら憂鬱になると思うので仕事したいタイプですね」

しげる「今は、GENKINGとして番組で演じているよりは、等身大の沙奈としてお仕事している感覚なのかしら?」

沙奈「自分の中のイメージではGENKINGってすごくギャルなんです。金髪でクリクリでちょっとギャルっぽい格好で露出が高めで。でも今日は “沙奈ちゃん”って感じなのでいずれはこういう感じにシフトチェンジにしようと思ってます」

しげる「さっき話しにでたニューハーフの人たちは『くびれ』を作るために腰パットを入れたりしてるじゃない? お金も必要だったりするかもしれないけど『きれいな女性を目指したい』ための出来る努力を継続すること。痛い思いや、つらい思いも受け入れるのは、自分のためだもの。40代になっても50代になっても、いやもっとだけど『見た目と心の美意識』は持ってなきゃだめだよね『女に生まれたこと』に胡坐をかいてるようじゃ絶対にダメ!」

沙奈「そうだよね。あと週末のイオンとかって嫌いなんです私。子連れの方が多すぎてすっごい辛いわけ。“あぁ、私いまごろ絶対子どもできてたな”とか。“彼に申し訳なかったんだな”とか色々な気持ちが積み重なって、彼とは一回別れてしまったんですけど

しげる「相手を思いやって別れたんだ。お互いのために」

沙奈「やっぱり付き合ってるとやりきれないのね。仕事では“オネエの部分とかLGBT の部分とかもっと出してください”って言われるんですけど、彼と付き合ったら彼が嫌な思いする、そういった仕事は受けないようにしていたので、もういっぱいいっぱいになってしまって。それで離れたんです。だけど、一ヶ月後ぐらいに復活したっていう

しげる「それは“やっぱりこの人しかいない”って思ったわけ?」

沙奈「そう。あとは、この人といて、こんなにも変われたなとか。初めての彼氏だから経験すること全部が初めてなので。一緒に同棲したりとか付き合うのもそうだし。手術の付き添いでタイに来てくれたこともそうだし。そこから無理に自分の人生に期待しなくなりました。ふとした時に横に彼がいてくれることがいいし、いびきをかいてうるさいなっていうときも彼がいるからいいかな、って思っちゃいますね

しげる「いい彼なのね」

沙奈「もしこの先仕事が無くなって生活に困ったとしても一人じゃなくて横に彼がいるだけでそれでいいって。そんな彼と付き合ってからは派手な暮らしもブランド品を買うのもやめて、生活が180度変わりました

しげる「自分の成長にも、安らぎにも繋がる素敵な相手なんだね! 今年('20年)の田中沙奈は、お仕事的には『こんなことしたい』的な願望とか野望はあるのかしら?」

沙奈「私は自分が綺麗になりたいの。誰かのためってことがまったくないんです。それで開発したのがビジネスになったりもするから、そういうのをもっと広げていきたいというか。今日のこととかも誰かが見て“こんな考え方とかもあるんだ”って感じてもらればいいけど、ただ私の武勇伝を語ってるだけなら上手くいかないと思うし」

しげる「『自分が綺麗になるため』=『ビジネス』ってことね!」

沙奈「あとは美容ネタもそうなんだけど、私だからこそできる美容法とかもやりたいです。しげるちゃんは今回もそうだけど、“好き”を仕事にしてるじゃん。だから私は好きな美容の仕事をしたりとか、バラエティも好きだからほどよくテレビに出たりとか。'20年は“ほどよく”がテーマかも

しげる「贅沢ではあるけど“ほどよく”って一番いいバランスな気がするね!」

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