あまりにも近い存在だった“信兄”

劇中では、林遣都演じる大野信作との恋模様が気になるところだ。

「やっぱり百合子にとって、信兄ちゃんは“お兄ちゃん”だったので、恋愛に発展させるとなったときに、どういうふうに演じていけばいいのかな、と正直悩みました。あまりにも近い存在の人だったので、恥ずかしくて笑っちゃうことも多くて(笑)

 第82話で、手と手を合わせて大きさ比べをするシーンも、本番になったら林さんも笑いをこらえるのに必死でした冷静になってしまう自分がいて“信兄なにやってるん!”って(笑)

 今後は夫婦となった2人も見どころだとか。

「信作と百合子は平和で温かい雰囲気の夫婦で、作品を通して“癒し”のポジション。2人独自のゆったりとした雰囲気に、みなさん癒されていただければと思っています」

クスッと笑える福田麻由子の小ばなし

撮影当初は、○○が手放せなくて・・・

「『スカーレット』の撮影が始まったばかりの最初の1か月は、慣れない現場で切羽詰まっていて、そのころは毎日ニンニク抜きのキムチをスーパーで買って食べていました

 甘い食べ物を食べてストレスを発散する人は多いと思うんですが、私の場合、仕事で行き詰まると辛い食べ物を大量摂取してストレスを発散します(笑) 今は現場の雰囲気にも馴染んで、青唐辛子を週に2回くらいスープに入れて飲むくらいにとどまっています!

川原家がハマっていた“遊び”を教えます!

「撮影のとき、北村一輝さんはいつもみんなを笑わせようとしてきて本当におもしろいんです(笑) 本番前に“東京弁バージョンのお父ちゃん”というのをやって遊んでいたんですが、北村さんがいつものお父ちゃんのセリフを現代風にかっこつけた口調で話し出すんです(笑)

 “どないしたん!”って豪快なはずのお父ちゃんが、“どうした? 大丈夫か?”ってキラキラしたオーラで話しかけてくるから、いつもとのギャップに笑いがとまらなくなっちゃうんです

好きなタイプは“無人島に置き去りにされても生き延びられそうな人”

「自分で言うのも変ですが、私はわりと勉強ができて、大人から褒められるタイプの子どもでした。音楽もロックバンドのニルヴァーナを聞くような、斜に構えた子どもだったんですけど、好きなタイプとなると自分とは真逆な人が好きなんです。

 本を読んだり、落ち着いた雰囲気の人よりも、サバイバル能力が高くて、火をすぐに起こせる、みたいな人が好きです(笑) あとはゲームのスマブラが誰よりも強いとか、そういう無邪気さがある人がいいですね

子役ならではの仲間意識、あります。

「子役出身の俳優さんたちがテレビに出ていると、嬉しい気持ちになりますね。特に伊藤沙莉は特別な存在で、子どものころから、人としても役者としてもすごく尊敬しています

 松岡茉優さんとは、大人になってからTBS系『コウノドリ』で初共演させていただいたんですけど、やっぱり親近感というか、特別な思いがあってみんな今でも役者をやっている、一緒に頑張りたい、という思いがすごくあります