“勘違い”で起きたハプニング

前山「このあいだ、ニューヨークに行く機会があったんですけど、行く前に友達から“Just”でわりとなんでも通じるから大丈夫だよって教えてもらってたんです」

新納「ジャスト?(笑) どういうこと!?」

前山「“これが欲しい”とか“ちょうどいい”って伝えたいときに“ジャスト!”ってめっちゃ言ったんです(笑)。そしたら全然通じなくて“何だコイツ?”みたいな顔されてましたね……。そういうときは“Good”って言えばいいってことを学びました

新納「それは教えてくれた友達が悪いってことにしとこう(笑)」

相変わらず関西弁が抜けない

前山「今回の舞台メンバーは関西人が多いねっていう話しましたよね?」

新納「したね。僕は東京に来て25年くらいたってるけど、相変わらず関西弁が抜けない(笑)

日常生活にありそうな“笑い”の演出を話し合う場面も 撮影/廣瀬靖士
日常生活にありそうな“笑い”の演出を話し合う場面も 撮影/廣瀬靖士
【密着写真】稽古中の新納さん、前川さんはラフなジャージ姿で(稽古現場にて・計8枚)

前山「でもそれ、1番の関西人あるあるですよね! 関西の人はいい意味でも悪い意味でもまっすぐだから、怒るときはめっちゃ怖いんですよだから初めて東京に来たときは、“東京の人、めっちゃ優しいやん!”って思いました

新納「たしかに。地元で鍛えられたから、東京で怒られても全然大丈夫だったかも。でも、“感情を表現するということに関西人はすごく適していて、その時点で演技の土台ができあがっている”って演劇学校の先生が言ってたから、役者には向いているらしいよ」

前山「そうなんだ! それはちょっとうれしいです」

『十二夜』原作:ウィリアム・シェークスピア
3月6日~22日/東京・本多劇場、3月29日~31日/大阪・近鉄アート館にて上演予定 共演は納谷健、三好大貴、坪倉由幸、清水宏、阿南健治、春海四方、小林勝也ほか

●PROFILE●
新納慎也(にいろ・しんや) 1975年4月21日生まれ。兵庫県出身。ミュージカルなど舞台やドラマに多数出演

前山剛久(まえやま・たかひさ) 1991年2月7日生まれ。大阪府出身。2.5次元俳優として人気を集める