できるだけ若い女性と結婚!の心理とは?

 前出のお2人だけでなく、40代後半、50代、60代の初婚男性は、親子の年の差があるような女性とばかりお見合いしたがります。その理由は、みなさん、「子どもが欲しいから」と、おっしゃいます。

 離婚経験があり、別れた妻側にすでに子どもがいたりする男性は、「もう子どもはいらない」という場合もあるので、そういう方は同世代の女性ともお見合いする傾向にあります。

 初婚男性は最後のチャンスに、“自分のDNAを残したい”と思うのでしょうか?

 仲人さんたちの間でよく話されることです。

子どもが欲しいのはわかるけれど、ご自身は子どもを作る自信があるのかしら?」

 妊娠に大事なのは、“卵子の年齢”だと言われてきましたが、近年は、男性の精子の年齢も影響するというのがわかったようです。

 また、夫婦がその行為をするのは、子どもを作るためだけではなく、夫婦の大切なコニュニケーションの一環でもありますよね。

 かたや女盛りに向かって性的欲求もますます盛んになっていく。かたや男として静かに終息に向っていく。親子ほど年の離れた年の差婚を希望している男性は、終息には逆行して相当、頑張らないといけません。70歳を過ぎても、日向ぼっこしながらお茶をすするなんてことはできません。

 先日、「子どもが欲しいので、30代女性と結婚したい」とおっしゃる53歳の男性が面談にいらっしゃいました。私は彼にこの話をしました。すると、彼は自信満々な口調で言いました。

「その点については、僕は全く心配していません。そっち方面には、自信があります!」

「ああ、そうですか」

 それしか言いようがなく、面談終了!(笑)。ただ私の相談所にはお入りにならなかったので、彼の婚活を見届けることはできませんでしたが。


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイト『最短結婚ナビ』http://www.saitankekkon.jp/