今期の特徴は6本もある医療ドラマ。患者を救うだけでなく、テーマ性で独自色をアピール。硬軟を織り交ぜた見どころから不運に見舞われた作品まで、おなじみの3人が喧々諤々(けんけんがくがく)!

座談会メンバー

折原みと
今年デビュー35年。代表作『時の輝き』は100万部を超えるベストセラー。小説家としても活躍。最新作『皇后雅子さま〜笑顔輝くまで』を週刊女性で月1連載中!

上田倫子
代表作は『リョウ』『月のしっぽ』『裸足でバラを踏め』『蘭と葵』。アプリマンガMeeで新連載『抱かれた棘と甘い吐息』3月11日配信スタート

なかはら・ももた
(新型コロナウイルスで)今年オリンピックがどうなるかわからないけど、『いだてん』の再放送(4月6日~)はいちばんタイムリーなので、見てほしいです!

佐藤健を絶賛、期待はずれだったのは天海祐希

─医療ドラマ6本のうち、ラブコメディー要素を盛り込んだ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)からスタート。

上田倫子(以下、上田) 医療ドラマが多すぎて毎日、病院に通っているような気分のなかで“恋つづ”は安心して見られるラブコメ。

折原みと(以下、折原) 主役の上白石萌音ちゃんのドジっ子キャラがハマってる。少女漫画そのもの。

なかはら・ももた(以下、なかはら) 顔がもう漫画。ビックリする顔とか最高。佐藤健と同じマンションの隣同士でも違和感がない。漫画と同じ設定を許せるのがドラマ化成功の秘訣だと思う。

折原 佐藤健くんじゃないと、あのドラマは成り立たないよね。

上田 佐藤と同期のライバル医師役の毎熊克哉さんが犯罪者に見えるので、わかりやすいイケメンを配置してほしかったな。

(左から)毎熊克哉、上白石萌音、佐藤健

なかはら 新田真剣佑や間宮祥太朗が演じたら、健との間に挟まって、(どっちもイケメンで)ヒロインが卒倒しちゃいますよ(笑)。

上田 長髪の新人看護師(渡邊圭祐)と(健の姉役の)香里奈のカップルも気になるから、どっちのカップルを見ればいいの?

折原 でもロン毛は、看護師としてはNG。縛らないと。香里奈は、やさぐれた感じの役が合ってて、いい感じ。

なかはら 伊藤英明主演の『病院で念仏を唱えないでください』(TBS系)は、救命救急医として治療をして、僧侶として心のケアもする。煩悩をふり切れない僧侶が成長する、異色の医療ドラマなのがいい。必ずプールで泳ぐシーンも必見です。

上田 英明の体形が大好き!腕の筋が素敵!

折原 中谷美紀がいい。ああいう女医さんいる! という説得力がある。平凡なドラマだと思っていたけど、義理の父親に性的虐待された女の子が子宮破裂で死んじゃうのを見て、度肝を抜かれた。意外にヘビー?

上田 『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系)は、自分が病気でもないのに、病んでしまいそう。元気なときじゃないと見られない。

折原 がんを扱っていることもあり、まじめでちゃんとしている。息子が亡くなってウツになった義父(北大路欣也)が自殺しようとする場面で、(息子の妻で主演の)松下奈緒が電話をかけてきて“今日はカレーにしましょう”と言われて、思いとどまるシーンにはグッときた。