2020年3月10日、韓国・ZDネットコリアは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、日本の「ある製品」への問い合わせが増えているが、品薄状態で価格が高騰していると報じた。

ネット「NO JAPANは?」「ゲームは例外」

その製品とは「Nintendo Swich(ニンテンドースイッチ)」。韓国のインターネットショッピングモールなどでは現在、同製品が約47~60万ウォン台(約4万1000~5万2400円)と定価(36万ウォン)より約30~72%ほど高価格で売られているという。

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本体だけでなくソフト「リングフィットアドベンチャー」も定価は8万4800ウォンだが、25~40万ウォン以上で販売されている。また、オフラインでは現在どちらも購入できない状態だという。ある店舗の担当者は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で外部活動を控えているためか、Nintendo Swichとリングフィットアドベンチャーの問い合わせが増えているが、品切れで売ることができない」と話したという。

記事は「こうした品薄現象は前から予告されていた」とし、「韓国内の流通製品はいずれも中国内の工場で生産されていたが、新型コロナウイルス感染拡大が中国内の生産に大きく支障をきたしているため」と説明している。しかし、記事はこれらの価格高騰について「納得できない」として、ゲーム業界関係者らの「一部の流通業者が流通を制限している可能性や、同製品が中国でも人気であることから海外に送るべき物量を中国内で優先販売している可能性がある」という見解を伝えている。

これを受け、韓国のネット上では「他国でも価格が急騰してる」「(始業式が延期されたことから)子どもたちが学校に行かず家に一日中いるから、ニンテンドースイッチの価格が高騰したのだろう」との声が上がっている。

一方で、昨年7月から続く日本製品不買運動に関するコメントも多く、「ゲーム文化コンテンツだから、NO JAPANとは関係ないってことかな」「ゲームとアニメは例外だよね」「日本製品使ってるくせに日本をたたく人っているよね」「NO JAPANには二重の性格がある。自分が必要な時はいいくせに、他人がやったら売国奴」などが見られた。(翻訳・編集/松村)