眞子さまと佳子さまも同席される

 そもそも、このサプライズのきっかけは、5月11日に行われた『済生会』関係者らとのオンライン会議だった。会議には、両殿下だけではなく、眞子さま佳子さまもご出席し、関係者からの説明を熱心にお聞きになっていたという。

「以前から、新型コロナウイルスについて何度かご報告はしていたのですが、3月27日に予定されていた秋篠宮邸への訪問が中止となり、5月11日に改めて1時間ほどのオンライン会議を行うことになったのです

 会議が始まる1時間前に“眞子さま佳子さまも同席される”と伺って、たいへん驚きました。というのも、長年ご報告やご進講はして参りましたが、おふたりのご参加は初めてのことだったからです。

 会議中、質問や感想を話されていたのは秋篠宮ご夫妻のみでしたが、眞子さま佳子さまも関心がお強いのだと感じましたよ」(炭谷理事長)

陛下のお誕生日行事で皇居に入られる眞子さまと佳子さま(2月23日)
陛下のお誕生日行事で皇居に入られる眞子さまと佳子さま(2月23日)
【写真】秋篠宮ご一家が作られた“愛の手作りガウン”

 5月18日、済生会』のホームぺージ上に、秋篠宮さまから全国の医療従事者に向けた、2000文字を超える“激励メッセージ”が掲載された。この“異例メッセージ”に関しても、オンライン会議中の会話が発端だったという。

紀子さまからは、最後に“ご苦労なさっているのがよくわかりました。ぜひ頑張ってくださいね”とのおことばをいただきました。その中で、私から“メッセージを出していただけないでしょうか”とお願いすると、殿下は“わかりました。書きましょう”と即答してくださったのです。

 18日に届いたメッセージは長文で驚きました。職員は“大変元気づけられた”、“本当に励まされた”と感動していますよ」(炭谷理事長)

 実は、11日の会議中になされた紀子さまのご質問によって、今回の手作りガウンが贈られることになったそう。

「簡単に作れるものなのですか? 教えてください」

「中央病院から“ガウンが足りず、東京都のビニールのゴミ袋を使って手作りしている”と報告した際、両殿下は“足りないというのは困ったことですね”と、おっしゃってくださいました。

 その後、紀子さまから“(ガウンは)簡単に作れるものなのですか? 教えてください”といった質問がなされたので、翌日に看護部長から医療用ガウンの作り方を宮内庁にメールしたのです。

 病院側としては“あくまで参考までにご覧になっているのだろう”と考えていたのですが、3日後にガウンが届けられたので職員一同、驚きを隠せませんでした

 同封されていたメッセージに関しては、どれがどなたのものかはわからないのですが、署名のないものが秋篠宮ご一家のものだと伺っております」(前出・『済生会』事務局広報担当者)

 5月15日に寄せられた1回目のメッセージの中で、署名のないものを一部次ページに紹介する。