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ー 東南アジアの国々の青年代表と面会した佳子さま
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ー 「スポーツの宮さま」のきっかけ

《毎年「世界青年の船」や「東南アジア青年の船」で訪日する参加者とお会いになっており、プログラムでの経験などをお聞きになることを楽しみにしていらっしゃいます。また、このような事業を通して、相互の理解や友情が深まり、国際理解が進むことを願っておられると伺っています》

東南アジアの国々の青年代表と面会した佳子さま

「東南アジア青年の船」の参加者との面会は例年、行われている(2023年12月6日)写真/宮内庁提供
「東南アジア青年の船」の参加者との面会は例年、行われている(2023年12月6日)写真/宮内庁提供

 1月22日、秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまは、東京・元赤坂の赤坂御用地にある赤坂東邸で国際交流事業「東南アジア青年の船」に参加する、東南アジアの国々の青年代表らと面会し、懇談した。

 昨年の暮れも押し迫った12月29日、佳子さまは31歳の誕生日を迎えたが、この際に宮内庁は昨年一年間の活動の様子を1月から順に公表した。その2月の欄には冒頭のような記述があるが、今年もまた佳子さまは、海外の青年たちとの交流や親善を大切にしている。

中学1年のときに出場したフィギュアスケート大会で、ジャンプやスピンなどの演技を披露(2007年4月1日)
中学1年のときに出場したフィギュアスケート大会で、ジャンプやスピンなどの演技を披露(2007年4月1日)

「今回のオリンピック冬季競技大会においては、スキーと登山の両方の技術を駆使するスキーマウンテニアリングが新たな競技として加わり、競技数で前回の北京大会を上回る8競技11種別116種目が実施されると伺っております。

 参加される皆様には、競技の場に臨んでは、日頃の成果を存分に発揮し、素晴らしいパフォーマンスを披露してくださることを期待いたします。そして、皆様一人ひとりがスポーツを通して世界から集う人々との交流を深められ、国際親善に努められることを願っております」

 2月6日にミラノ・コルティナ冬季五輪が開幕し、連日、熱戦が繰り広げられている。これに先立ち1月18日、日本選手団の結団式と壮行会が千葉県船橋市内で行われ、秋篠宮ご夫妻が出席した。

 秋篠宮さまは前述のように挨拶し、選手たちを激励した。報道によると、旗手代行のフィギュアスケート女子・坂本花織選手は、「チームジャパンは全国民の皆様、全世界の皆様に、エネルギッシュで元気な姿と笑顔を届けます」などと、日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長を前に、力強く決意を表明した。

 秋篠宮ご夫妻が拍手を送りながら見守る中、橋本会長から伊東秀仁団長を経て、坂本選手にしっかりと団旗が手渡された。団旗を受け取った坂本旗手代行は、秋篠宮さまに向かって丁重に頭を下げ、続いて紀子さまにも深々と頭を下げた。

 秩父宮さまから贈られた栄えある団旗には、「秩父宮殿下御下賜」の文字が鮮やかに記され、報道写真などからも文字がはっきりと確認できる。では、スポーツと関係が深い「秩父宮殿下」とは、どういう方なのだろうか。

 秩父宮さま(1902年-1953年)は、大正天皇と貞明皇后の次男として生まれている。昭和天皇のすぐ下の弟で、兄とは1歳余りしか違わなかった。天皇陛下の弟である秋篠宮さまと、立場が重なる秩父宮さまは、駐米大使などを歴任した松平恆雄の長女、勢津子さまと結婚した。陸軍士官学校、陸軍大学校などに学び、陸軍参謀本部などに勤務している。

 スキーやラグビーなどの普及や振興に尽力し、生前、「スポーツの宮さま」と呼ばれて広く国民に親しまれた。1948年に刊行した『御殿場清話』の中で、秩父宮さまの次のようなやりとりが出てくる。