「確かに、発熱など異変を感じながらも番組に出演していた富川アナにも非はあるかもしれません。でも彼は、少なからずその異変をプロデューサーにはLINEで伝えていたといいます。報告した時には平熱に戻っていたりと判断が難しかったかもしれませんが、最終的に出演をさせたのは番組サイド。それなのに、彼にすべて“釈明”をさせるというのはいかがなものか。それに彼一個人のことをこんなに延々と流されても、というのが正直な感想でした。番組サイドと視聴者が求めているものの間に、温度差を感じましたね。

 まぁ、追い討ちをかけるように、富川アナは自宅療養中に家庭内トラブルで警察沙汰になったことが週刊誌で報道されてしまい、復帰も絶望的という噂もあったくらいですから、こういった弱々しい姿を見せるしかなかったのかもしれませんが……」(テレビ誌ライター)

「感染した人=悪人」
という誤解を助長させてしまう

 多くの視聴者に“そうじゃない感”を与えてしまった昨日の放送。なかには、「反省は必要だが、謝罪は違うのでは?」と言う声も。

彼の“反省点”はこれから私たちがコロナと共存していく上で必要な情報かもしれません。でも、反省と謝罪は別。番組としてそんな意図はなかったとしても、これでは見ている側に“感染した富川アナが悪かった”という印象を強く与えてしまう。テレビに出ている彼がそんな公開処刑のような扱いをされてしまうと、コロナ禍で問題視された感染者=犯罪者扱いといった誤った認識を助長させてしまうのではないかと心配です」(スポーツ紙記者)

 最後に、「今後は初心に戻り、ニュースに地道に向き合っていきたい」と言い、現場取材にも出たいとコメントした富川アナ。今回の謝罪、そしてその誓いはいったい、誰に対するものなのか。今後、富川アナ、そしてテレビ局に求められるものはーー。