唯一のミスは“匂わせオムライス”

 生田と清野の熱愛が’15年、『週刊女性』によってスクープされて以来、これまで「生田斗真と清野菜名」にまつわる熱愛系の記事は合計7つ出されてきた。『週刊女性』以降の記事はというと、

2.  高級うなぎデートを撮られる!……が、俳優仲間の笠原秀幸も同席(’15年『女性セブン』)

3.  生田、清野と会う前に渋谷でランジェリーを購入!……したはいいが、舞台で女装する用のものだと発覚(’16年『週刊文春』)

4.   生田、清野を自分の両親に会わせる!……も証拠写真なし。後日、父も「何も話せない」と歯切れ悪(’16年『週刊文春』)

5.  初の2ショット撮影に成功!……だが、当時はWEB記事化されておらずSNS等での盛り上がりに欠けた(’17年『女性自身』)

6. 清野の出演舞台を生田が2回観劇していた!……けど写真なし&そもそもエピソードが弱い?(’19年『週刊女性』)

 以上である。

 つまり、世間的に「週刊誌にも撮られず、すごいプロ意識!」というふうに捉えられているのは、交際発覚以降、ファンのなかで話題になるような“強めの報道がなかった”ことが理由だったのではないか。それに加えて“匂わせをしない”とくれば、ファンも満場一致で祝福となるのも頷ける。

 しかし、ネットをみると、なにがなんでも清野のSNSに“匂わせ”を見出そうと必死な者もいるようだ。とあるサイトには清野の匂わせともとれる行動について、このように記述している。

《ドラマ「ウロボロス」で生田斗真さんがオムライスを食べるシーンが放送された後日に清野菜名さんのインスタグラムでオムライスを食べている画像がアップしたりしていました》(原文ママ)

 これは……さすがにこじつけすぎだろう。しかし、ウェブメディアの『WEZZY』によると、「それを見たファンが“匂わせですか?”と彼女のコメント欄に突撃したところ、清野がその投稿を削除した」との記述がある。マジかよ!

 この話が本当なら、このタイミングこそが、清野が“匂わせ”に対して警戒を強めた瞬間ということになる。『ウロボロス』がふたりが共演、交際のきっかけとなったということから、オムライスをアップしたのは交際の直前・直後あたりと予想できそうだ。交際が発覚した瞬間にファンから攻撃を受けていたなら、20歳の清野が「ヤベェ、ヤベェ」と慌てふためいたことは想像に難くない。それが影響してなのかはわからないが、清野は'16年を境にブログとツイッターの更新を停止。現在、動きがあるSNSはインスタのみ。

 そこから5年もの間、目立った報道も匂わせもなかったのは、もしかすると、あのとき、突っかかってきた生田のファンがいたからこそかもしれない。「匂わせたらヤバイ」ということをいち早く教えてくれたファンに感謝すべき、というワケのわからんオチである。

〈皿乃まる美・コラムニスト〉