トラブルを解決する思いはあるのか
“こだわりの店”で働き始めたもうひとつの理由は、トラブル解決へ動き出したという声も上がっている。
「佳代さんは、4月から月に数回程度『マッターホーン』で裏方の仕事を始めています。なんでも、彼女の代理人でもある上芝弁護士からお店に連絡があり、“経済的な理由で、佳代さんを再び雇ってほしい”ということで、お店も受け入れたんです。
『マッターホーン』での収入がない中でも、すでに他界している夫の敏勝さんの遺族年金などで生活できていたことから、“借金を返すための資金作りなのでは”と言われているのです」(同前)
佳代さんが再就職した経緯について上芝弁護士に問い合わせると、
「その質問に対して、お答えする立場にはございません」
とのことだった。
そこで、真実を確かめるために6月下旬、佳代さんの動向を追ってみると──。
自宅からタクシーに乗った佳代さんは、最寄りではない遠くの駅に到着すると、そこから電車に乗り、なぜかまた『マッターホーン』の最寄りではない駅で下車。さらにそこから、再びタクシーに乗って勤務先へ出勤した。
夕方に勤務が終わると、商店街で用事をすませた佳代さんは、再びタクシーを近くに呼び寄せたので、記者が「竹田さんとのトラブルを解決する思いはあるのか」といった質問をぶつけると、
「ご苦労さまです……。すみません」
と答えるだけで、タクシーでどこかに消えていった。その1時間後に帰宅した際も別のタクシーだったことから、この日だけで少なくともタクシーに“4回”乗っていることになるのだが……。