人とのつながりを大事に
生きていけるように

 2月末以降、コロナの影響で延期や中止した単独コンサートは23か所・48公演(7月11日現在)を数える。コロナの終息を見越して決めた振替公演も、再延期を発表している状況だ。

コンサートこそライフワーク。自分を表現できる場所がないから、コンサートができないことはつらいです。フラストレーションもたまります。

氷川きよし 撮影/廣瀬靖士
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 とにかく、コロナが早く終息してほしい。心配事があるということは、本当に大変なこと。みんなが早くハッピーな気持ちになり、いろんなことがよくなるように。そして、やっぱりコンサートを早くやりたい。誰もが人とのつながりを大事にしながら生きていけるように、自分も頑張りたいなと思っています

 6月に、初のポップスアルバム『Papillon(パピヨン)-ボヘミアン・ラプソディ-』を発売。オリコン2位、Billboard JAPAN Top Albums Salesでは1位と好発進した。

「ありがとうございます。すべてポップス作品のアルバムで1位になれたのは最高に幸せです!!」

 ここ数年、“演歌歌手という枠組みをいい意味で壊したい”と言い続けてきた氷川。アーティストとしてそれを体現した。

「ただ、本来であれば6月18日・19日にポップスコンサートを行う予定でした。結果として、アルバムを出してそのまんま……みたいな状態になってしまっていることが気がかりで」

 コロナ禍以前、オープニングや衣装など、氷川の頭の中には構想が泉のごとくあふれていた。

だったら、無観客でもいいからやれないか? 配信などの形でみなさまに届けられないか? 実は今、模索しています。実現できるといいな

 できることを、できる限りやっていく。誰もがネガティブになってもしかたがない状況でも、氷川きよしは希望を胸に進み続ける――。

スタイリング/伊藤典子(hoop)ヘアメイク/助川良幸(Allure) 衣装協力/GYDA