朋ちゃんが目指す芸能界の“新ジャンル”

 傷心なはずの華原だが、実は事務所から解雇される前に新しいインスタとツイッターアカウントを作成していたことも明らかになった。プロフィールには仕事依頼を受け付けるメールアドレスとともに《歌のお仕事だけでなくバラエティ番組のお仕事もしたいので宜しくお願いします!》の文言が載せられている(現在は変更済)。子どもの写真を載せれば《♯華原朋美 ♯赤ちゃん》のハッシュタグを添えるのも忘れない。

「歌のお仕事“だけでなく”」の切り口と投稿内容から察するに、もしかしてママタレの道に進もうとしている……? というか、所属レコード会社とも契約を解除しているところも鑑みるに今のところ、そうとしか思えない。

 そんな彼女の有料ブログは、近いうちに閉鎖されることが決まっている。2013年から2500投稿以上も続いた彼女の歴史(『PON!』レギュラー時代の芸能界交友録や、ホリエモンとカラオケに行ったら彼がワンオクを歌ったことなど)がすべて消えることを知った私は、名残惜しく過去の投稿を漁っていた。すると、子どもの未来に関する記述を見つけてしまった。「親に決める権利はないが」としながらも、

「2歳になったら息子を坂上忍の子役養成スクールに通わせ、剣道を習わせたい」

 剣道はともかく、坂上忍のスクールとな……。坂上忍かぁ、なんたるチョイス。ママタレにどころか“ステージママタレ”なる新ジャンルが誕生してしまうが、大丈夫か。というか、朋ちゃんの人生をあれほど変えた光と闇が渦巻く“芸能界”に自分の子どもを入れたいと考えているのか。

 かつて、アーティストとしても全盛で『TK』との交際も順調そのものだった絶頂期のころ、彼女はインタビューで記者の質問にこう答えていた。

華原朋美に憧れてますからね、私。(中略)プライベートな朋ちゃんと華原朋美とは、ぜんぜん別人なんです。だから朋ちゃんから見て、「華原朋美は幸せだなぁ」って思うんです》(『MORE』1997年11月号)

 I'm proud いつからか自分を誇れる様に なってきたのは あなたに会えた夜から──。

〈皿乃まる美・コラムニスト〉