知ってると全然違う「洗濯の知恵袋」

◎黄ばんだ白シャツは鍋で煮洗い
 鍋に水1Lと小さじ2ほどの粉石けんを入れ、黄ばみが目立つ白シャツを煮洗いします。吹きこぼれに注意して10~30分煮て火を止め、湯が冷めたらもみ洗い。白さが戻ります。ただし煮洗いできるのは、木綿や麻の丈夫な白い生地だけ。アルミ鍋は黒ずむのでNGです。

◎ほうれん草のゆで汁をシミ落としに
 古い歯ブラシをほうれん草のゆで汁にひたしてから、シミをたたくと薄くなります。ほうれん草のアクのシュウ酸は、クリーニング店のシミ抜き剤に含まれている成分なのです。

◎黄ばんだ小物はレモンで白く
 薄手のハンカチやレースのくつ下などデリケートな白小物の漂白は、洗面器に張ったぬるま湯にレモン2~3切れを浮かべ、ひと晩ひたします。すすぐと白さが戻っているはず。

◎酢や塩で洗うと、色止め効果に
 洗濯機のすすぎに酢カップ1を加えると、色止め+柔軟効果あり。新品ジーンズは、着る前に洗面器の水に塩大さじ1を溶かし、ひと晩つけ置きを。色が落ちにくくなります。

◎手洗いのすすぎにはオリーブオイルやレモン汁を
​ 天然ウールのすすぎの最後に、オリーブオイルを2~3滴たらすと、本来の風合いが保たれます。シルク素材のすすぎにはレモン汁や酢、クエン酸を数滴加えると、仕上がりがふんわり。

◎薄手生地はバスタオルに包んで脱水
 薄手生地は生地が傷みやすく、脱水が難しい。バスタオルの上に濡れた状態の服を広げ両端を折り込み、バスタオルをクルクル巻きます。タオルごと洗濯機で15秒脱水してから、ハンガーに。

◎洗濯機のカビには酢&10円玉で対策を
 洗濯機は月に1度、低水位にセットして酢カップ1を注ぎ、標準コースで回してカビ取り洗浄を。酢には殺菌作用があります。ふだんの洗濯時に10円玉を数枚ネットに入れて洗うと、銅イオンがカビ予防の働きも。

(監修/NPO法人『おばあちゃんの知恵袋の会』、取材・文/宮下二葉、大西虎男)