坂東さんオススメ人生後半の3か条

■「親友」ではなく「新友」をつくるべし!

「親友」も大事だが、人生後半は新たな友人「新友」も大切。親友や旧友ばかりと付き合っていると世界が縮む。新しいことを始めることで「新友」もできる。

■「ベスト」でなく「ベター」を目指すべし!

 オール・オア・ナッシング思考に陥るのではなく、気づいたときにやればいい、ベター・ザン・ナッシング(ゼロよりマシ)思考で気楽に何事も実践しよう。

■「きょうよう」と「きょういく」を持つべし!

 今日用事(キョウヨウ)がある、今日行く(キョウイク)ところがあるのが大事。加齢とともに「行くところも、用事も誰かが与えてくれる」と受け身になりやすい。自分から積極的に仕事や用事をつくろう。

(取材・文/松岡理恵) 

《PROFILE》
坂東眞理子さん ◎​昭和女子大学総長。東大卒業後、'69年に総理府入り。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事などを経て、女性初の総領事(豪ブリスベーン)、内閣府初代男女共同参画局長を歴任。'04年、昭和女子大学学長を経て現職。ベストセラー『女性の品格』など著書多数。近著に『老活のすすめ』(飛鳥新社)

『老活のすすめ』(坂東眞理子著・飛鳥新社刊) ※記事中の写真をクリックするとアマゾンの商品紹介ページにジャンプします
【写真】こんな高齢者は笑顔で過ごせない! 今すぐやめるべき「あいうえお」