《絶対に批判はされると思っています。自分が無傷のまま復活できるなんて思っていません。そこは覚悟していて、自分としてはもう、批判は受け止めるべきものだと思っています》

 『婦人公論』10月13日号にて、小出恵介の芸能界復帰に向けた決意の「独占告白」が掲載された。その中で“あの事件”に触れられると、冒頭の覚悟を口にしてみせたのだった。

「人気俳優のスキャンダルを『フライデー』が報じたのは2017年6月のこと。小出が大阪のバーで知り合った未成年女性と飲酒し、年齢を知りながらもホテルに連れ出して不適切行為に及んだというのです。その後、女性側と示談が成立。条例違反による書類送検を経て不起訴処分となりました。

 著しくタレントイメージを落とした小出は無期限活動停止処分を受け、翌年の6月に所属事務所との契約が終了。実質的な芸能界引退に追い込まれたのです」(ワイドショースタッフ)

 その後の小出は就労ビザを取得してアメリカに渡り、英語学校に通いつつ現地で俳優業を継続。そして2020年9月、全編英語のミュージカルに唯一の日本人キャストとして舞台に立つはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。

元ジャニーズの事務所社長

 そんな手詰まり状態だった8月に、ついに日本の芸能事務所と契約したことで新たな道が開けたのだった。

彼を“拾った”のは、MISIAを中心としたアーティストが多く所属する『リズメディア』で、最近はタレントの育成にも力を入れています。そしてMISIAを見出し、育てた谷川寛人社長は実は、中居正広や木村拓哉の1つ上、城島茂や坂本昌行と同学年の元ジャニーズ。当然ながらイケメンで、かつて女優の釈由美子と交際していた時期もあるようです

 なので、派手な印象を受けますが、普段は寡(か)黙で、情に厚く人望もある男前な人物。またジャニーズ脱退後はアメリカに渡り、帰国後は芸能プロ社員を経て20代半ばで現事務所を設立した苦労人でもあります」(芸能プロ関係者)

 そんな谷川氏と小出を結びつけたというのが、明石家さんまだ。冒頭のインタビューでも、

《騒動の直後に震えながらお詫びの電話を入れたら、「大丈夫、大丈夫」と励ましてくださって。さんまさんの声を聞いた瞬間、ただただ涙が溢れて、あとはもう言葉にならなかった

 昨年には、さんまがニューヨークにいる小出を突然の訪問。一緒に舞台を見て食事をしたり、またニューヨークでの人脈作りの手助けもしたようだ。

 2018年7月に『Netflix』で配信されたオリジナルドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』。ジミー大西(中尾明慶が演じた)をモデルにした、さんまが企画・プロデュースを務めた作品で、当初のさんま役を演じていたのが小出だった。