役柄さながらな個性の強さ

 まずは「アメ女」こと「アメ横女学園芸能コース」のセンターだった足立梨花(28)だ。『あまちゃん』ではヒロインをいじめる役どころを演じたが、本人もなかなか気が強い。ツイッターではアンチからのコメントに対し《嫌なら私のツイート見るなよ》《めんどくさいな》などと言い返したこともある。

 今年3月、共演経験の多かった志村けんさんが新型コロナウイルスに感染した際には、

《ええっと、、、とりあえず。1カ月以上会ってませんので大丈夫です》

 と、ツイート。心配するファンを安心させるための言葉だったが、自分本位すぎると非難されてしまった。その後、志村さんが亡くなったことで、本人は深く後悔したようだ。

 また「GMT47」のリーダーを演じた松岡茉優(25)も『あまちゃん』での役柄さながらの熱さでともすれば敵を作ってしまうタイプ。今年6月に『文春オンライン』が発表した「嫌いな女優」アンケートでも7位にランクインしていた。

 トーク番組で、先輩女優からイヤミを言われた話をして「私はその人のこと尊敬してなかったから、聞かなかった」と語ったことが不興を買ったり、お笑い好きを公言していることについて「お笑いわかってます感が強い」「それならもう少しトークの腕でも磨けばいいのに」といった声がSNSでもあがっていたものだ。

 最近は主演ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)が、共演した三浦春馬さんの遺作として話題になったが、彼女のイメージアップにはつながっただろうか。

成長続ける『あまちゃん』女優

 かと思えば、不運なかたちで足踏みした人もいる。GMTのメンバー「小野寺薫子」を演じた優希美青(21)だ。役柄同様、本人も東北出身ということでひときわ注目され、2年後にはNHK朝ドラ『マッサン』で主人公夫婦の娘役に起用された。

 が、放送中に激痩せが騒がれるようになり、体調不良で活動を休止。予定されていた歌手デビューも立ち消えになった。数か月で復帰したものの、飛躍への大チャンスを逃した印象は否めない。それでも、10月23日にスタートした時代劇『赤ひげ3』(NHKBSプレミアム)ではヒロインを務めており、成長ぶりを見せている。