夢やロマンはエンタメの
世界でしか表現できない

 8月には明治座で座長公演。2月2日のライブ以来、実に半年以上ぶりに観客の前に立った。

「初日、久しぶりにお客さんの前に立って、拍手をもらったときはうれしかったですね。涙が出ました。お客さんも不安というか、思い切り楽しめる状態で来られた方はいなかったと思います」
 
 “き・よ・し”コールは封印、かわりに拍手で氷川への気持ちを伝えるスタイルに。

「そうですよね。それでも来てくださったことは、本当にありがたいなとしみじみ感じました。キャストもお客さんも、みんなが万全に対策をしてくれたから、感染者は1人も出なかった。なんとしても成功させたい、という思いはすごく強くありました。

 無事に終わった大阪の千秋楽では、また涙が出ました。夢のある世界やロマンは、やっぱりエンターテイメントの世界でしか表現できないと思います。その灯を消せない、消さないようにしたいという思いはありました
 
 昨年後半は『SONGS』(NHK総合)や『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)、『The Covers』(NHK BSプレミアム)など、音楽番組への出演も普段以上に拡大させた。

「人前で歌うのは緊張するんですけど、やっぱり歌が好き。'21年はポップス系の番組にももっと出られたらいいな。堂々と歌って、思いを伝えていく'21年にしていきたい。なんか、肩で風を切るような思いで突き進んでいきたいです!

氷川きよし 撮影/廣瀬靖士

 新年の抱負をお願いします、とブラックボードを渡すと、ほんの少しだけ考えたのち、迷いなくさらさらと書き進めてくれた。達筆なのは存じ上げておりますが、ますます字がお上手になられたような?

「'21年は丑年ですよね。せっかくだから牛、描いてもいいですか?」

 もちろん! 何ともキュートな子を描き上げてくれた。スターは絵心までおあり。

「牛に見えます? 大丈夫かなぁ?」
 
 モウし分なし! さらには“週刊女性LOVE”のうれしいお年玉まで。

「'21年は、みんなで力を合わせて。まだ直接、近くで会ったり、マスクがない状態で、というところまではいかないけど、心だけはしっかり強く持って。いろいろ知恵を絞りながら、いろんなことをいい方向に持っていけるように。ともに考えていけたらいいですね
 
 週刊女性は、アーティスト・氷川きよしの煌めきを今年も追いかけ続けます!!