「嵐という船を1度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとって、こんなに大きな挑戦はありません」

 嵐が活動休止して1か月、驚きの発表が!

松本潤さんが'23年に放送されるNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めることが決まりました。嵐のメンバーが大河の主役に抜擢されたのは初めて。ジャニーズ事務所では、'05年の『義経』で主演を務めた滝沢秀明さんや'14年の『軍師官兵衛』で主役を演じたV6の岡田准一さんらに続く5人目の起用となります」(スポーツ紙記者)

 かねてから松本は、嵐のメンバーの中でスケジュールが“白紙”になっていたことで、ファンをやきもきさせていた。

「櫻井翔さんは日テレ系の『嵐にしやがれ』の後続番組『1億3000万人のSHOWチャンネル』、相葉雅紀さんはフジ系の『VS嵐』の後続番組『VS魂』のMCを務めています。二宮和也さんは日テレ系のレギュラー番組『ニノさん』を続投し、ドラマや映画のオファーも殺到しています。松本さんだけ活動休止以降の仕事が決まっていないと思われていたんです」(同・スポーツ紙記者)

周囲には「このままではダメだ」と漏らし

 そんな中、彼の大河主演が決まったという発表は、多くのファンを安心させたことだろう。

 松本は、'05年のドラマ『花より男子』(TBS系)で演じた道明寺司役をはじめ、恋愛ドラマのヒロインの相手役のような“王子様”のイメージが強いが、以前から時代劇への憧れがあったようだ。

「滝沢さんの『義経』を見て、興味を持つようになったそうです。さらに、'08年に時代劇の映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』で主演を務めたのを機に、“いつか大河に出たい”と思っていたといいます」(テレビ局関係者)

“2人の親友”の活躍もそんな彼の思いに拍車をかけた。

「プライベートでも仲のいい小栗旬さんと生田斗真さんです。小栗さんは'18年の『西郷どん』をはじめ7回も大河に出演し、'22年には『鎌倉殿の13人』で主演を務めます。生田さんも『軍師官兵衛』と'19年の『いだてん』で重要な役柄で出演しています。大河に出演して以降、彼らは重厚な役やシリアスな役を演じることも多くなり、俳優としてスキルアップしています。松本さんは、そんな2人を見て、少々焦っていたのか、周囲には“このままではダメだ”と漏らしていました」(芸能プロ関係者)

 日に日に思いが強くなっていくものの、国民的アイドルが大河に出るのは難しかった。

毎年、嵐の大規模なツアーがあったので、撮影期間が1年間と長期間にわたる作品に出るのは難しかったんです。また、松本さんはコンサートの演出を担当しており毎日、夜遅くまでライブの演出を考えていたので、大河に出る余裕はなかったんですよ」(前出・テレビ局関係者)

 昨年末で嵐の活動がひと区切りつき、余裕ができたことで決心がついたのだろう。撮影に入るまで時間はたっぷりあるが、すでに準備を進めているという。

「春ごろまでは、昨年末の疲れを癒すためにゆっくり過ごすそうですが、それ以降は、徳川家康を演じるにあたって必要な所作や殺陣、乗馬などを身につける時間にあてるそうです。松本さんはどの作品でも、緻密に役作りをするタイプなんですよ」(同・テレビ局関係者)