妻が不倫するときは……

 夫が女性を口説くケース以外にも、'17年12月に報じられた藤吉久美子とテレビプロデューサーとの不倫疑惑のように、妻が不倫に走る場合もある。

(写真左から)太川陽介、「こんな妻で申し訳ありません」と、号泣会見を行った藤吉久美子
【写真】大衆居酒屋で一般人と“チャラ飲み”する東出昌大

 この騒動は、夫である太川陽介が、笑顔で「妻を信じる」と言い切ったことで一応の決着を見せた。

 バス旅番組で見せたリーダーシップを発揮し、たったひと言で騒動を沈静化させた太川に世間は驚いた。だが、世の中の男性が太川のように振る舞うことは難しいだろう。

「あくまで実感として」と前置きしたうえで、池内さんは、

男性の浮気は95%バレますが、女性の浮気は95%バレない

 と断言する。

普段から夫が妻を気にかけていないから変化に気がつかない。“無関心”がゆえに、妻が新しいキャミソールを着ていても変化がわからないわけです(笑)。妻の浮気は、無関心の代償とも言えます

 浮気がバレるきっかけは、些細な変化に気がつくこと。いつもと違う音楽を聴いている、服の好みが変わったなど、自分でも知らないうちに変わっている。

「男性の場合、若い女性と関係を持つと、これまで使っていなかった話し言葉や口調を取り入れるといったケースも目立ちます」

 そして不倫に走る傾向として、30代40代の女性で若い時代にあまりモテていなかったタイプの女性はご用心、と池内さんは続ける。

モテ慣れている女性は、仮に浮気をするにしても用意周到というかスキがない。女性のやっかみも理解しているから、同性に対しても抜かりなく行動する。反面、あまりチヤホヤされなかった女性は、楽しい気持ちが勝ってしまって脇が甘くなる

モテ期が来た!」、その舞い上がりが落とし穴というわけ。脇が甘いからこそ、スキも生じやすくなり、泥沼化へと発展してしまう。なお、女性の不倫のきっかけとして、30~40代のころに行われる同窓会が多いという。

 お互いに昔の幻影を追い求められることに加え、夫の日々の無関心とギャップがある、楽しい会話……。身に覚えのある人も多いのでは? 

「また会おう」。そして、気がつくと逢瀬を重ねるように──。

長年、夫婦関係を続けていると好きとか嫌いといった感情以上に、信頼関係でつながっている部分が大きくなると思います。ところが、浮気はその関係を壊してしまう。そこを修復するのか、はたまたリセット(離婚)するのか。どちらを選ぶかで、対応は変わってきます

 また、不倫発覚時の行動で、男女の違いを池内さんはこうつけ加える。

「夫が浮気をしたとき妻の怒りは、ほとんどの場合、浮気相手に向かいます。一方、 妻に浮気された夫の怒りは、浮気相手ではなく直接妻に向かいます。そうなると、DVなど衝動的な行動を取りかねない。楽しい思いの“代償”は、決して安いものではないと覚えておいてください」

いけうち・ひろみ 1961年生まれ。夫婦・家族問題評論家として活動。Girl Power代表理事、東京家族ラボ主宰、内閣府後援女性活躍推進委員会理事。著作に『だからあなたは棄てられる』(河出書房新社刊)など多数。