不倫のタイプは4パターン

 芸能界の事情に詳しいライター、仁科友里さんは次のようにカテゴライズする。

「(1)根っからの女好きタイプ(2)昇進記念タイプ(3)リベンジ不倫タイプ(4)ギンギラギン不倫と50代男性芸能人は大きく4つに分けられます」

(1) 根っからの女好きタイプ──小室哲哉
根っからの女好きで不倫は男の権利だと思っているため何度も繰り返す。自分勝手で家族のことにも無関心。離婚後も養育費を払わないなど、妻子を顧みないタイプも多い。罪悪感もなく、貞操感覚がずれている。ほかにも渡辺謙や石田純一も分類される。

(2) 昇進記念タイプ──中村芝翫
いい仕事をして、昇進したご褒美が不倫だと思っている。歌舞伎など伝統芸能の世界では襲名後。一般人では中間管理職が出世したタイミングでしがち。愛人が男の芸や仕事のフォローをすることも。“ご贔屓筋”やホステスなど、プロの場合が多い。

(3) リベンジ不倫タイプ──豊原功補
若いころはパッとしなかった、たたき上げに多い。年齢を重ね成功したことで、当時は高根の花だった同年代のマドンナと愛人関係になり、青春をリベンジしているタイプ。「妻と別れる」と言っておきながら実はその気もないような汚いタイプが多い。

(4) アンチエイジングギンギラギン不倫──近藤真彦
女好きであることは否定できないが、いちばん好きなのは自分。女性がエステに行って若さを保つ感覚で、不倫を繰り返す。いちばん大事なのは自分なので、不倫がバレても離婚するつもりはないし、相手の女性をばっさり切り捨てることも

 一般人でいちばん多いのが(2)のタイプ。昇進とともに気が大きくなったり、時間ができたことで理性というタガがはずれて不倫に走ってしまうようだ。(3)のタイプは、同窓会をきっかけに不倫関係になると言われている。愛人も人生のステータスだと曲解する。  ちなみに(3)(4)のタイプは若いころモテなかったコンプレックスも手伝って不倫となる。(1)のタイプはいちばん結婚に向いていないはずなのに、何度も結婚を繰り返すのも特徴。

 仁科氏いわく、「不倫は“する”のも“される”のも圧倒的に女性が不利な状況」

 まずは「する」場合。

「男性芸能人は不倫がバレても社会的な制裁は甘く、大みそかにバラエティー番組でお尻を叩かれたら終わり(苦笑)。しかし不倫相手だった小泉今日子やベッキー、矢口真里らのケースを見てもわかるように女性は仕事への影響も大きく、世間からの風当たりも強いのが現状です」(前出の仁科さん、以下同)

 夫に不倫“された”ワイドショーでは、不倫された妻を執拗に追いかけ、“されたほうが悪い”と報じる傾向があった。最近では露骨な報道は減ったものの、これも不倫における男女格差の一因だ。

「前述の(2)のような場合は、女性側もいろいろと我慢をして積み上げてきた経緯があるので、“ここで離婚をしたら、これまでの自分の苦労が水の泡になってしまう”と耐え忍んで、離婚を踏みとどまるケースもあります。いずれにしても男性に面と向かって文句を言ったり三下り半を突きつけることは少ないようです」

 さらに不倫男と付き合う女性に関しても、

既婚男性と知ったうえで付き合っているのは、女性も共犯。なのに、いざ明るみに出たら、被害者ヅラをするのには、違和感がありますね

 と仁科さんはピシャリ。