3食+午前午後のおやつで
血糖値の急変を抑制

「血管の炎症を抑える効果があるのがオメガ3脂肪酸。血管をしなやかに、血圧を安定させます」

 オメガ3脂肪酸は、EPAやDHAなど海産物に含まれるものや、植物油に含まれるALAのこと。

「中でもEPAは血流をよくしてサラサラに。さらには中性脂肪を分解する働きもありますから、魚を積極的に食べましょう。魚をよく食べる漁師の方は脳卒中が少ないと言われているんですよ」

 血糖値の乱高下も、サラサラ血液の大敵! 血管を守るために和食がベスト。

「米は、パンよりも血糖値の上下が穏やかで血管にやさしいのです」

 血糖値の変動を抑えるには、食事の回数にも注意。

「食事は3食+午前午後のおやつなど、こまめに回数を分けて少しずつ食べるようにするのが理想」

 自律神経も乱れず一石二鳥!

血液サラサラ食材

緑黄色野菜
・血圧上昇を抑え、動脈硬化を防ぐ。

脂の多い魚(サケ、マグロ、マスなど)
・オメガ3脂肪酸を摂取できる。

焼きいも
・ビタミンCとアントシアニンを豊富に含む。

甘酒
・「飲む点滴」ともいわれ、栄養補給剤になるほか、肥満抑制や腸内改善効果があると考えられている。

亜麻仁油、荏胡麻油
・オメガ3脂肪酸を摂取できる。

食べ方
・糖質を控え、血管だけでなく、脳にも自律神経にも優しい食事を
・和食がおすすめ。高血圧を招く塩分のとりすぎには注意
・ダイエット目的や忙しさで食事を抜かない
・米、小麦粉、砂糖は精製していないもののほうが血糖値の上がり方がゆるやかでおすすめ
・おやつはスナックや甘いものではなく、ナッツやドライフルーツなどにする