外出先や職場でも! マメな除菌で命を守ろう

 新津さんには、外出時の7つ道具があるという。飛沫と共有による感染を防ぐための、帽子、マスク、眼鏡、使い捨て手袋、そしてミニ石けん、ゴミ袋に、携帯用の除菌スプレーだ。公共交通機関を使っての移動や、会社にいるときも感染に気を配っている。

「特に職場はお互いの思いやりのためにも、共有物を定期的に除菌していきたいですよね。ドアノブ、机、いす、棚、パソコン、ペン。自分の社員証もけっこう触っちゃうから注意してます」

 共用トイレは使用前、使用後、よく触れるところを除菌しているという。

「便座、レバー、荷物かけ。洗面の蛇口や、消毒液のプッシュレバーなども。トイレの洗面台で数人で歯を磨いたり、おしゃべりしていることもあるけど、今の状況では避けたいですよね」

教えてくれたのは……新津春子さん ●1970年中国・瀋陽生まれ。1995年、日本空港技術サービス(現:日本空港テクノ)に入社。'97年に(当時)最年少で全国ビルクリーニング技能競技会1位に輝く。以降、指導者としても活躍し、現在は羽田空港の清掃の実技指導者に加え、同社ただ1人の「環境マイスター」として、羽田空港全体の環境整備に貢献。YouTubeチャンネル「新津春子のやさしいお掃除チャンネル」更新中。

〈撮影/中川まりこ〉