関係者の辞任が相次ぐなか、混乱続きのオリンピックが開幕。コロナの感染は拡大する一方で、政府の対応は頼りない。さらに、追い詰められている飲食店に対していじめのような圧力をかける大臣の発言にも驚かされた。オリンピック後には衆院総選挙が行われる予定だが、この国の舵取りを、今の政治家たちに任せて本当に大丈夫なのか。

 そこで週刊女性は全国の20~70歳の女性5000人を対象に、『秋の衆院選挙で落選してほしい政治家』についてアンケートを実施した。女性の“怒り”を集めた政治家はこの人たち。落選オリンピックの開幕だ!!

1位は学習しない“お坊ちゃん”

 1794票を獲得して、最も落選してほしい政治家となったのは麻生太郎財務相。

「家柄だけで政治家になった人。数々の失言からふさわしくない」(東京・49歳パート)

「コロナ禍の中“いつまでマスクをするんだ?”と報道陣に話していて、この人は本当に頭が悪いんだと思った」(群馬・28歳パート)

 数々の“失言”“暴言”を繰り返してきた麻生。その傲岸不遜な態度は、国民に寄り添っているとは思えない。

 政治評論家の角谷浩一氏は、

「周囲をバカにして物事を進めていく上から目線の姿がとても不快に映るのでしょう」

 '19年には「子どもを産まなかったほうが問題なんだ」と発言。のちに野党から“不適切な発言だ”と追及され、批判を浴びた。

「学習しないんです。庶民感覚がないお坊ちゃんであの態度ですから。彼に対する嫌悪感をどうしたって払拭できないでしょう」(同・角谷氏)

 少しは国民の気持ちを学んでほしい!!

国会議員に定年制を

 2位にランクインしたのは二階俊博幹事長だ。

「GoToなど自分の利権のためにコロナを感染拡大させた」(福岡・32歳医療関係者) 「この人に遠慮して、若い世代の優秀な人が萎縮している」(東京・35歳会社員)

 二階が白と言えば、黒だろうが白になる。自民党のドンといえる存在だ。政治ジャーナリストの細川珠生氏は、

「自分を支援する旅行業界だけが得をするようなGoToトラベルという政策を打ち出した、二階さんの独善的な行動は評価が低くなって当たり前。何より周囲の議員が誰も彼に意見できない状況になっており、二階さんがいる限り若い政治家の意見が通らない。だからやりたい放題になってしまう。麻生さんもですが、80歳を越えているのだから、そろそろ第一線を退いていただきたい。党の規約でもいいので、国会議員に定年制を設けるべきです」

 自分たちだけよければいいという状況じゃないのでは。