タレントのイメージは“落とさない”

広末さんが第1子を妊娠したときのことです。男性誌に彼女が横浜市内のバーでお酒を飲んでいたという目撃情報が持ち込まれ、なんでも信用できる筋からの情報だったことからそのまま記事にしたんです。ところが事務所から抗議が入り、今回と同じように“法的措置”を示唆されました。当時、度々CMにも起用されていた広末さんですし、“妊婦が飲酒していた”という話はイメージを落としかねません。

 結局、裁判にはならなかったようですが、週刊誌サイドはのちに『お詫びと訂正』を出すことに。所属タレントの“イメージを落とす”ことは絶対許さないという事務所の強い意志を感じます」(写真誌記者)

 過去に有村と男性アイドルの熱愛記事が出たときや広末と人気俳優との不倫疑惑が報じられたときは週刊誌サイドに強い抗議はしていない。どちらも“写真つき”で報じられたので否定の余地がなかったのかもしれないが、今回の有村の記事はよほど腹に据えかねていたことがわかる。

 また記事の内容以上にタイトルに問題があったというのはスポーツ紙記者。

“かわいがり愛”ですね。“かわいがり”とは相撲界の隠語で、躾(しつけ)や心身の鍛錬を目的に、親方や兄弟子たちが下の者に厳しい稽古をつけることを意味します。はっきり言って“しごき”です。過去に“かわいがり”で死者が出た事件もありましたので、この言葉にいいイメージはありません。マスコミ関係者なら意味を知っているはずですから、仮に“可愛がる”とかけた言葉遊びだとしても、事務所は悪意を感じたのでしょう。

 しかしながら、一番とばっちりを受けたのは大ファンだというのに勝手にフラれたかたちになった明生さんではないでしょうか

 所属タレントを守らんとする姿勢は事務所によって異なるようだ。