善玉酵素の働きを最大化1

「鮭」×「ブロッコリー」でダイエット

たまった脂肪を燃焼!

 脂肪を減らすためには脂肪を燃焼させる必要があるが、燃焼させるときに重要なのが私たちの身体の細胞内にあるミトコンドリア。ミトコンドリアは、脂肪を酵素の働きによって燃やしてエネルギーを作り出す、いわば火力発電所だ。

「この発電所の数が増えれば、より脂肪を燃焼しやすい身体になります。MCTオイルやココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸、またオメガ3脂肪酸などに増やす働きがあります。さらに、ブロッコリーなどに含まれるスルフォラファンという成分も、ミトコンドリアを増やすことが知られています

 また、脂肪を燃やすための“燃焼スイッチ”をオンにするのも酵素の仕事だ。

AMPKという酵素が活性化されると、ミトコンドリアで糖と脂肪が作られるのがストップし、逆に燃焼へ転じます。この酵素の働きをよくするものとしては、えびやかになどの甲殻類や鮭などに多く含まれるアスタキサンチン、また、お茶に含まれるカテキンやショウガエキスに含まれる成分などがあります」

 酵素の働きをよくする食べ合わせなら、食べて太りにくい身体につながる。やせたいけれど食事制限はしたくないという人は、ぜひ実践してみては。

肥満対策の食べ合わせ

脂肪を燃やすミトコンドリアを増やす!

(スルフォラファンを含む食材例)ブロッコリー、ブロッコリースプラウト×(アスタキサンチンを含む食材例)鮭、かに、えび、いくら、鯛

おすすめレシピ:バター香る満足おかず!鮭とブロッコリーのホイル焼き

※材料/2人分

●生鮭…2切れ
(鮭の身の赤い色のもとでもあるアスタキサンチンによって善玉酵素の働きが活性化。すると“燃焼スイッチ”が押されて、脂肪や糖が燃やされる)

●玉ねぎ…1/2個

●ブロッコリー…1/3個
(ブロッコリーに含まれるスルフォラファンは脂肪を燃やすミトコンドリアを増やす)

●バター…大さじ1

●白ワイン…大さじ1

●塩、こしょう…各少々

※作り方

1 鮭はキッチンペーパーに挟んで水けをふきとり、塩、こしょうをまぶす。玉ねぎは薄切りに、ブロッコリーは小房に分けてさっとゆでる。
 
2 アルミ箔を2枚広げ、それぞれに玉ねぎ、鮭、ブロッコリーの順にのせ、白ワインをかけ、バターをのせてアルミ箔を閉じる。

3 フライパンに並べ入れ、水を1カップほど注ぎ、ふたをして中火で10~15分加熱する。

〜Point〜
 フライパンの代わりに、オーブントースター(約900~1000W)で約15分焼いてもOK。火を使わず簡単調理!