ケリー・クラークソン、泥沼離婚もなんとか財産死守

 泥沼離婚に苦しむケリー・クラークソン(39)に、やっと朗報が訪れた。ケリーよりずっと稼ぎが少ない元夫ブランドン・ブラックストックは、婚前契約を無効にしてほしいと願い出ていたが、裁判所が認めなかったのだ。

 モンタナの別荘を気に入り、勝手に住み着いていたブランドンは、ケリーのお金で買ったその家を出ていかなければならなくなった。それでもケリーは元配偶者サポートとして毎月彼に15万ドル(約1650万円)を払う義務がある(注:慰謝料ではない。離婚においてどちらが有責かという考え方をしないアメリカでは、稼ぎが多いほうが少ないほうに払う)。

 ブランドンは彼女の元マネージャーの息子。ふたりがカップルになってからはブランドンがマネージャーを引き継いだが、破局で彼はケリーから解雇された。無職でもそれだけ月収あるならラッキーと認めようね。

●ケリー・クラークソン
 
テキサス州生まれ。初代『アメリカン・アイドル』優勝者として歌手デビュー。グラミー賞に輝く人気歌手だが、コンテスト番組やトーク番組などテレビでも大活躍。2児の母。

〈取材・文/猿渡由紀〉  LA在住映画ジャーナリスト。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。LAをベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、多くの雑誌や新聞、ウェブサイトに寄稿。米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

〈イラスト/高松啓二〉
 映画をこよなく愛する、30年以上のキャリアを持つイラストレーター。独特で繊細なタッチで描かれた雰囲気のある映画スターのイラストやペーパークラフトで、映画雑誌や書籍の表紙を多く飾る。雑誌、ウェブサイトなどでイラストコラムを執筆中。似顔絵教室の講師なども行っている。